2013年度のSOZO祭でアンケートのお礼として配布させて頂いた「ぬりえ」です。
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飼育員さんにインタビュー
バードエリア編03
(バードエリアでのインタビュー記録は会話形式でお楽しみください)
Q:
自然界の野鳥は、虫とか、木の実とか、いろいろなものを食べていると思うんですけど、園内ではどうしているんですか?
《スタッフIさん》
エサですか? 基本的には“すり餌”をやっています。見てみますか?展示館にありますよ。
(この後、バックヤードの方に移動しました。鳥かごが沢山ならんでいて、エサとか、巣とかが保管されていました。)
《スタッフIさん》
すり餌っていう餌なんですけど。甘い匂いするから。
学生:
色がグリーンカレーの色…
学生:
海苔?っぽいかな、青海苔的な…なんか匂いがする。
(学生一同「何だろう…」と首を捻ります。確かに食べ物の匂いがしました。)
《スタッフOさん》
これが元(茶色い粉)。別に食べてもいいよ。材料は何かなって。あててみて。
(学生一同、勇気を持って粉を口に入れてみます。)
学生:
鰹節?
《スタッフOさん》
鰹節は、それは見た目の色だけだよ。主原料は、黄粉(きなこ)。
《スタッフIさん》
繁殖期は強いエサをやっています。黄粉に、魚粉とあと糠を多めにやってます。あと青菜。
《スタッフOさん》
この水っぽいのはりんごをミキサーでするんですけど、リンゴ、菜っ葉、トマトビタミンC。植物性タンパク質が必要です。黄粉とか米粉とかは植物性タンパク質。さっき言った魚とかは動物性蛋白質になります。
それにりんごですとか、トマト、あと青菜でビタミンを補っています。ま、売ってますけどね、こういう粉はペットショップに。
《スタッフIさん》
ま、うちのは特別な配合なので、作ってますね。エサ作りから、やっているのはうちの動物園ぐらい。
(長年の経験と努力で、エサ作りから行っているスタッフの方がとても頼もしく見えました)
飼育員さんにインタビュー
バードエリア編02
(バードエリアでのインタビュー記録は会話形式でお楽しみください)
Q:
鳴き声がよく聴こえる時期とか、時間帯とかありますか?
《スタッフIさん》
ありますね。時期的なことですと…繁殖期が、夏鳥ですと3月の終わりから春分の日あたりを境にして始まりますので、ゴールデンウィークぐらいが鳴き声を聞けるピークです。
時間帯でいきますと、食事の時間帯が活発に活動しますね。
《スタッフOさん》
一年のサイクルが決まっているんですよね。どういう形で子孫を残すかって形が決まっています。
《スタッフIさん》
本来はこのシーズンでは繁殖してないけど――というような場合でも、動物園では、照明で日照時間をその地域に合わせて繁殖をさせたりします。
Q:
気温じゃなくて、日照時間で誤魔化されるっていうことですか。
《スタッフOさん》
昔からの知恵ですね。
鶯なんかは昔の人はよくやっていたんですけど、冬の時期鳴かせるためにどうするかっていうと、照明をつけておいて一日の時間の日照時間を長くしてやることで(繁殖期前と勘違いして)鳴きはじめるので、鳴き声を多く聴けるようになります。その日照時間ていうのは大体11時間以降ていうのが分かってますね。春分は昼の長さと夜の長さが12時間ずつなんで、春分以降に鶯は泣き出します。
日照時間が長くなればなるほど、はっきりホーホケキョと鳴きます。日照時間が短いときはホケチョだとか変な鳴き方です。練習って言うんですけど、下手くそなんです。まだ本気じゃないんです。
《スタッフIさん》
本気で鳴いてるやつは、いつまでもペアが出来ないやつ(笑)
《スタッフOさん》
7月ぐらいになるとやっと本気になります。
(ぜひ鳥たち渾身のラブコールを聴きにきてみてください。)
飼育員さんにインタビュー
バードエリア編01
(バードエリアでのインタビュー記録は会話形式でお楽しみください)
Q:
野鳥ってどうやって入手するんですか? そこら辺で捕まえたりとか…
《スタッフIさん》
捕獲許可をとります。今これで八月に入りましたので(インタビューは8/1)繁殖期がほぼ終わりに近づいてます。繁殖期の時期には鳥が集まりませんし、繁殖期は当然ペア組みますんで、(ペアの片方だけを捕獲してしまったりしないように)そういう時期は避けます。なので、繁殖期に捕獲許可をとることはないですね。
鳥たちの繁殖時期によって捕獲に適した時期が変わってきます。申請は半年単位で許可をもらいますので、今年は冬鳥が欲しいなというならちょうど今頃(8月)に申請を出します。6か月ですから3月までになりますね。
《スタッフOさん》
鳥の繁殖期っていうと、日本にいる鳥の場合、5月から遅くて7月が繁殖期、8月9月になると今度は自分の一年間使った羽を変える期間になるんですね。換羽っていうんですけど。
Q:
羽って結構落ちるものなんですか?(インタビュー時も結構地面に落ちていました)
《スタッフIさん》
繁殖終わってから綺麗になりますね。
《スタッフOさん》
全部いっぺんに抜ける鳥と抜けない鳥がいます。
鶯とか、飛ばないといけない鳥ですと、全部抜けると飛べなくなってしまいますので、それでは自然界では困ってしまう。なので、一枚ずつ例えば下から抜けて最後に頭が抜けるって順番まで決まってます。
いっぺんにバサッと抜けないで、一枚ずつぱらぱら抜けてく感じですね。それでも、ある時期は飛べなかったりします。地面這ってることが多い、みたいな。
(自然界で生きるのも大変そうです)
Q:
風切羽抜けて大丈夫なんですか? 飛べなくなっちゃいますけど…
《スタッフOさん》
風切も全部抜けます。尾羽や頭の腹も。
《スタッフIさん》
そういうときは中々見にくいですね。じーっとしてますから。
(ぜひじっくり観察してみてください)
飼育員さんにインタビュー
極地エリア(ペンギン編01)
Q:
いつ見ても、イワトビペンギンは一番奥の壁際に、キングペンギンはそれより手前に、ジェンツーペンギンはガラス近くにいますが、ペンギンは種類による仲間意識や縄張りを持っているんですか?
A:
初めて部屋に入れた時から自然と自分たちの場所を確保していました。
例えば、キングペンギンは左の岩場に、ジェンツーペンギンは右側の岩場に、イワトビペンギンは奥の岩場に、といった具合です。イワトビペンギン同士の間では縄張りがあるように見えます。また、繁殖期になるとどの種類も縄張りを持つようです。
(なるほど、種類によって「好み」の場所があるようですね。)
Q:
人が見ているとき、ジェンツーペンギンはガラスの近くに集まってきますが、人懐っこい種類なんですか?
A:
人懐っこいというよりも、「好奇心が強い」ので近寄ってきたんだと思います。
Q:
ペンギンは種類によって性格が違いますか?
A:
ジェンツーペンギンならば先ほどの通り好奇心旺盛で、イワトビペンギンならば小柄な体格とは反対に気性が荒く、キングペンギンならば大きな体格の割にのほほんとしています。
(確かに、キングペンギンの多くは壁を見つめてぼーっとしていました(笑))
Q:
魚の種類による“食い付き”の違いなど、餌の好みはありますか?
A:
大きな好みの違いは特にありませんが、油の多い魚を好む傾向が少しあります。
普段は、アジなどの「栄養価が高く」、「経済的に負担の少ない」餌を与えています。あとは、口の小さいペンギンにはししゃもやオキアミといった小さいサイズの餌をあげています。
Q:
個体によって性格の違いはありますか?また、周りと少し違う変わった子などはいますか?
A:
人間と一緒で個々に性格の違いはあります。たとえば、ほとんどの時間ぼーっとしたまま微動だにしない子、なんてのがいます。ただ「飛び抜けて変わった子」はあまりいません。
ラッコのヤヨイちゃんは、2014年1月25日に19歳10ヶ月で永眠しました。長い間ありがとう。
飼育員さんにインタビュー
極地エリア(ラッコ編02)
(仰向けで浮かぶ海のアイドル、ラッコ。ぬいぐるみのような愛らしいラッコの秘密とは?)
Q:
ラッコは仰向けに眠るイメージがあるのですが、先日、のんほいパークに来たとき、ラッコが身体を捻ってじっとしているのを見ました。 じっとしていたので「寝ているのかなぁ?」と思ったのですが、身体を捻って眠ることもあるんですか? もしかして、結構寝相が悪んですか?
A:
寝るときはまっすぐ仰向けの姿勢になります。 体を捻っていたのだとしたら、起きていたんだと思いますよ。 毛づくろいの途中で休んでいたか、背中がかゆかったんだと思います。
Q:
TVで見たのですが、野生のラッコは海藻を身体に巻きつけて寝ていました。動物園の水槽の中では、代わりになるようなものを用意しなくても大丈夫なんですか?
A:
野生のラッコが海藻を巻くのは、海流に流されないようにするためです。水槽の中は流れがないので、安心して、仰向けになってプカプカ浮いたまま寝ています。
(野生とは違う環境で生活しているので、習性も違ってくるんでしょうね)
Q:
ラッコは1匹しかいませんが、寂しくないのでしょうか? 増やしたりする予定はありませんか?
A:
ラッコの平均寿命は20年前後です。 野生のラッコは減少する一方で、今は絶滅危惧種に指定されていて、国際条約で捕獲や取引が禁止されています。
例外として、水族館で繁殖したラッコについては取引できることになっていますが、数が少なく、新しい個体を入れるのはとても難しいですね。
とにかく、この子を健康で長生きさせてやりたい。
(とてもかわいらしいラッコ。そんなに数が減っているなんて知りませんでした。)
(今いる子もかなりの高齢だそうです。どうか長生きしてください。)
ラッコのヤヨイちゃんは、2014年1月25日に19歳10ヶ月で永眠しました。長い間ありがとう。
飼育員さんにインタビュー
極地エリア(ラッコ編01)
Q:
一番好んで食べる餌は何ですか? 餌によって機嫌が変わる(よろこんだりする)ようなことはありますか?
A:
のんほいパークでラッコにあげる餌は、イカ、大アサリ、真鱈、海老、渡り蟹、氷、真烏賊です。 実は、ラッコには皮下脂肪がほとんどありません。そのため、体温を保つために野生のラッコは1日5~8kgを食べます。特に、野生の場合食べられるときに食べないと生きていけないので。
のんほいパークでは決まった時間に餌をやるので(食いだめする必要がないので)、1日3.5kgを目安にしています。 ただ、のんほいパークのラッコは、真鱈の食いつきがあまり良くないです。
また、餌としてお気に入りなのかどうか明言はできませんが、蟹のハサミを気に入って『ポケット(脇腹のたるみ)』に仕舞い込んで、グルグル泳ぎまわったりすることがあります。 お気に入りのハサミでガラスを叩いたせいで、ガラスにヒビが入って大変なことになりました。
また、餌の種類に関わらず、餌の時間(10:30、16:00)は元気に泳いでいますので、観察するにはこの時間を狙ってみてください。
なお、冷たい水槽の中にいるのに、あえて氷をあげる理由は『脱水症状を防ぐため』です。 ラッコはとても臆病な動物で、大きな音がしたり、カメラのフラッシュを焚かれたりすると、ストレスでご飯を食べなくなってしまいます。 水分を取らないと衰弱して死んでしまうので、氷をあげることで、少しでも体力をつけさせています。
館内の注意にも書いてあるのですが、うっかりフラッシュを切らないままで撮影されるお客さんがいます。ラッコの命に関わりますので、どうか注意事項は守って欲しいです。
Q:
その他に、何か面白いお話はありますか?
A:
餌をやるときは、手渡しするんですよ。 ラッコは自分の手で餌を受け取ります。 専門の飼育員でなくても、警戒せずにちゃんと受け取ってくれます。 まったく知らない人の手からでも、多分受け取ってくれるんじゃないかな。
でも、普段の餌でも、烏賊の「みみ」に傷があったりすると、返品してくるんですよ。 これはイヤだって。
