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郷土エリア(4)ホンドギツネ

郷土の動物園のアイドルといえばホンドギツネのイナリちゃん!2025年はオアゲちゃんとの悲しい別れもありました。ひとりになってしまったイナリちゃんの様子も聞いてきました。

ホンドギツネに関する質問

イナリちゃんは普段昼間でも元気に走っている姿を見かけますが、HPに「夜行性」と書かれているのを見ました。夜の方が(昼よりもさらに)活発なのでしょうか? 夜ならではの行動などがあったら教えてください。

日本に住む動物なので、基本的には冬場は寝ていることが多いです。夏の夜、ナイトZOOをやっている期間になると夜でも活発な姿が見られます。

イナリの場合は、昼も走っていることがあったり、寝ていたり、結構オンオフがしっかりしている子なので、昼でも行動しているところが見られます。

朝イチは、最近は自分で穴を掘ってその中で寝ていることが多くて、朝は姿を見ないことが結構あります。

(昼頃行動しているんですか?)

そうですね。彼女のタイミングで、という感じなので。イナリの場合は、あまり夜行性という感じではないかもしれないです。

(夜だけでは無くて…)

はい。昼間も結構走っていたりします。

イナリちゃんが好きな食べ物は何ですか? またHPに「ごはんを穴に隠すこともあります」と書かれていましたが、隠してしまう食べ物に特徴はありますか?(好きな物ほど隠してしまう、など)

先ず、あげているのはウズラのヒナ、りんご、イモ、ニンジン、ゆで卵が基本のご飯です。やっぱり肉系のご飯が好きなので、ウズラが大好きで、ウズラはすぐに食べたいので隠すことはほとんどないです。

それ以外のご飯を隠して、後で気が向いたら掘り起こして食べる、…みたいな感じが、彼女のルーティンです。

2025年4月に見たイナリちゃんとオアゲちゃん。穴を掘ってもぐったりしていました。

 

(先ほどゆで卵をあげると言っていたんですけど、ゆで卵はニワトリの卵ですか?)

そうですね。

(ニワトリの卵よりもウズラのほうが好きですか?)

そうですね。ここの動物は、ウズラが基本ご飯なんですけど、そういう「生のお肉」が大好きです。

(SNSに送られた質問です)イナリちゃんが1頭で過ごすようになってから、飼育員さんから見て、何か変化などはありますか?

オアゲが亡くなってから、最初のほうは2人で過ごしていた時間が長かったので、ソワソワしている時間が多かったです。

最近は、私たち(飼育員)も接点を増やそうと思ってて、前まで距離を詰められない子だったんですけど、近くでちょっとずつご飯をあげるようになって、今はトングで直接ご飯をあげることができるようになりました。

なので、イナリに関しては1人で暮すようになって、人との距離感が縮まったかなという印象ですね。

(メンタルケアじゃないですけど…)

そうですね。驚いてどこかにぶつかってしまう動物もいるので、そういうのを避けるために人との距離感を近くする努力をしています。

じゃれあう二頭にはとても癒されました。

 

落ち着かせるために、ご飯の時以外でも工夫している点があったら教えてください。

そうですね、…落ち着かせるというのではなく、この季節特有なんですが、郷土エリアのどの動物も(舎に)落ち葉を入れています。

自分たちでベッドを作ったりして寝るところを作っているので、そういうのでちょっとは還元出来たらいいかなと思ってます。

イナリちゃんの「こんなところが可愛い・面白い・興味深い」など、お客さんにぜひ見て欲しいポイントがあったら教えてください。

今は落ち葉をひっくり返してご飯を隠すのが1番のブームで、それが一番の見どころです。

ご飯は、基本的に昼過ぎにあげることが多くて、その時間になるとイナリもよく走っていて、色々な行動がよく見えるので、そんな時に見ていただけるといいのかなと思います。

(落ち葉からご飯が見えたりとかも?)

そうですね。あまり深くは隠さないみたいで、薄っすら上に被せて隠しているので、後で気づくためなのかわからないですけど。いつも同じポジションに埋めているような感じがします。

(リスなど隠し場所を忘れることがあると思うんですけど、キツネも忘れることはあるんですか?)

あると思いますよ(笑)。

今のところミイラ化したご飯は私は見ていないんですけど、多分あると思います。

オアゲちゃんが亡くなってしまいましたが、改めてオアゲちゃんは飼育員さんにとってどんな子でしたか?

やっぱり、2頭でいることがこの子たちの魅力のひとつでもあったので、最初はすごく寂しかったです。

急に、…予兆があったわけでもなかったので、寂しかったんですけど、イナリのほうはビビりな性格で、オアゲは人に(距離感が)近い性格だったので、どうなっちゃうのかなと思っていました。

意外とイナリが環境に順応してくれるようになってきたので、寂しいですけど、ひとつ山を乗り越えたかな、という印象です。

いつも一緒だったイナリちゃんとオアゲちゃん。オアゲちゃん、ありがとう。イナリちゃん、これからも元気で、長生きしてください!

→ 郷土エリア(5)ニホンリスに続きます!


インタビュー日:2025年12月17日(水)

郷土エリア(3)ハクビシン

郷土エリアで長い間暮らしているハクビシンのシンゴ&カンナ。二頭の姿が見えると安心します。

ハクビシンに関する質問

郷土エリアの他の舎と違って木があったり、小屋が高いところにあったりするのは何か理由があったりしますか?

まず、ハクビシンは木を登っていける子なので、当時の担当者が作ったんだと思います。

工夫としては、彼らは2頭でくっついてよく寝るので、小屋とかも夏場は風通しが良い様に開閉式になってたり、今の時期は足元に落ち葉を沢山敷いているので、そこで2頭でキュッてなって寝てたりします。

ちょっと暖かくなってくると餌の台の上とかで寝てたりするんですけど。活発というよりかは、のそのそ歩いてタイミングを見て寝ていたりするので、落ち着ける場所が何か所かあったりすればいいかなと思ってます。結構隠れるとこも他の動物に比べるとあるので、そういうのも多分あると思いますね。

(登れる子だから見てもらえるようにということなんですね)

そうですね、はい。

ハクビシンたちは特製の小屋でのんびり過ごしています。ぜひ見てください!

 

シンゴくんとカンナちゃんのことなんですけども、食べ物とかで気を付けていることとか、若いころから変わった点とかありますか?

もう結構いい歳なので、食べ物は基本刻んで細かくして一口サイズにして与えるようにしています。

同い年なんですけど、特にシンゴのほうがもうおじいちゃんっぽくなってきたので、大きいと結構食べるのに苦労してたりしているので、食べやすいように喉に詰まらせないような工夫はしてます。本当は野生動物なので丸々あげたいんですけど、それもできないし、細かくしすぎても面白くないので、…いいサイズ感をできるだけ考えています。

(好きな食べ物って、やっぱりウズラですか?)

そうですね、あとは他の動物たちと比べてあの子たち(ハクビシン)だけキウイのようなフルーツ系が結構好きな動物なので、キウイとかトマトとかちょっと違ったものをあげてるんですけど、シンゴはキウイを最初に食べたりします。

なので、リンゴとかも好きだし、あと他の動物たちも結構食べるんですけど柿とか、甘いものが結構好きです。

(ウズラと甘いものだったら、やっぱりウズラですか?)

私はよくキウイを食べる姿を見るので、もしかしたらキウイの方が好きかもしれないです。なので他の子に比べるとうずらの量、…グラム数がちょっと少ないですね。フルーツとかそういうものを多めにあげてたりします。

(シンゴ君とカンナちゃん、両方ともフルーツが好きですか?)

そうだと思います。
面白いのが、トマトとかはちゃんと皮は残すんですよ。私は食べているところは見たことないんですけど、吸って食べているのか、…どうやって食べているのかは分からないんですけど、トマトの皮だけ綺麗に落ちてるんですよ。

(大きいトマトですか?)

ミニトマトです。
どうやって食べているのか私もちゃんと見たいなと思っているんですけど。ブドウとかあげてもブドウの皮が大体残っているので、ちょっと不思議な食べ方をします。それが特徴なのかなって思います。

(皮が嫌いとか、好き嫌いとかあるんですか?)

ハクビシンはみんなそう(いう食べ方)だと思います。

インタビュー後に立ち寄った際に撮ったものです。トマトの皮が残ってる!

 

掲示に飼育員さんがカンナちゃんをびっくりさせないように気を付けているって書いてありましたが、カンナちゃんは警戒心強いんですか?

強いですね。警戒心が強くて、人が近くに来るとすごい勢いで逃げて行って、何もしていないのに木の上で震えてるような子なので、できるだけ放っておくようにしてます。

なので、掃除とかやることだけやって離れるようにしています。

2頭の性格の違いはありますか?

カンナは結構シビアなところがあるんですけど、シンゴはどっちかというと落ち着いていて、のんびりタイプでマイペースな感じです。

なので、どっちかというと二人の関係もカンナの方が強いんじゃないかなっていうイメージです。飼育員が来ても「ちょっと距離置こうかな」って感じで(笑)、シンゴはあんまり焦ることもないですね。

(びっくりさせないように、特に気を付けていることってありますか?)

(シンゴとカンナは)長くここにいるので、普段の仕事や掃除とかの作業ではよっぽどびっくりはしないので、夏に木や草が伸びすぎて切ったりするときには気にしています。

いつもと違う作業はあまり急にやらないようにするとか、本人たちがびっくりしてたらちょっとやめておくとか、草刈り機を使わずに音の小さいもので手刈りでするとか、そういう工夫はしています。

(人力で刈ったりとか…)

そうですね、あまり大きな音は立てないようにしています。

シンゴくんとカンナちゃんを見るときにおすすめのポイントとか、可愛いポイントとか教えてほしいです。

2頭は仲良しで基本くっついて寝ているので、2頭いるのかわからないぐらいくっついて寝ているときもあって、そういう姿をぜひ見ていただければと思います。

それで、基本的には小屋の中でくっついて寝ていることが多いんですけど、今の時期は落ち葉の上で寝ていたりして、可愛い姿や顔が見られたりするので、そういう姿が一番おすすめかなと思います。

(仲が良いんですね)

そうですね。
何か、お互いのいいバランスで生活してるんだと思います。

(2人で寄り添って寝ている時間帯は朝方ですか?)

あ、この子たちはしょっちゅうやっています(笑)。

昼間も…夏場はちょっと暑いので動いちゃうかもしれないですけど、冬はほぼほぼ寝ているのでよく見られると思いますよ。逆にちょっとぐらい運動してよと思うぐらい寝ているので、いつでも見れると思います。

(日向ぼっことかも…)

日向ぼっこも兼ねて外で2人でキュッとして寝ているんだと思います、寒いし日も浴びたいから。それ以上に日を浴びたいときは、餌場の上で寝ていたりします。

シンゴ君(上)とカンナちゃん(下)。二頭はよくくっついてお昼寝しています。仲睦まじい姿に癒されます。

 

(高齢になった)今でも高いところに登ったりするんですか?

全然登りますよ~。
カンナとか特に年齢を感じさせない動きをするので、まだまだ元気でいてくれればなと思います。


→ 郷土エリア(4)ホンドギツネに続きます!


インタビュー日:2025年12月17日(水)

郷土エリア(2)ホンドタヌキ

もふもふと言えばやっぱりこの子たち!この時期のホンドタヌキたちはふっくらもこもこで見応えありです!

ホンドタヌキに関する質問

現在、大五郎くんと勘九郎くんの部屋が手前と奥に分かれていますが、部屋替えや合流の予定はありますか?

部屋替えについて今のところ確実は予定はないんですけど「やってもいいかな」という意見は(飼育員の)チームで出ています。特にどちらの部屋でも本人たちは気にならないと思うので、どこかのタイミングで変えるかもしれないです。

合流については、大五郎の方が気が強い性格で勘九郎の方が譲っちゃう性格なのと、元々オスとオスで喧嘩になってしまったのが原因で部屋を分けたので、基本的には一緒に展示(合流)することは無いかな、と思います。

(もしかして入れ替えがあったら…)

そうですね、勘九郎を近くでご覧いただくタイミングはあるかもしれないです。

奥の方で暮らしてるのが勘九郎くん。今後部屋替えがあったら、間近で顔を見ることができるかも??

 

舎の中に木が生えていたり草が生えていたりしますが、2頭が過ごしやすくするための工夫や、普段気を付けていることなどがあったら教えてください。

この季節はやっぱり落ち葉を入れたりします。
結構タヌキたちが使ってくれていて座った跡がついていたりするんですけど、角の方が落ち着くみたいで、お互いに角の所で柵越しにくっついて寝ていたりするので、そういうのは可愛いくて見どころのひとつだと思います。

後は、隠れる場所ですね。U字溝っていうのかな、ああいうのを入れたりしています。

タヌキは憶病な動物なので、…まぁ、あの子達はあまり憶病ではないんですけど(笑)、気にする子もいて、隠れるのが彼らの習慣でもあるので。

(後、先ほど落ち葉の話が出ましたが、寝るときに使うのでしょうか?)

そうですね。
今の時期、朝とか早く来ていただければ、落ち葉の上で寝ている姿を見ていただけるのではないかと。

2頭は兄弟だそうですけど、性格や行動、食べ物の好みに違いはありますか?

手前の大五郎はオス感が強いと言うか…自分を持っているタイプで、勘九郎はちょっと遠慮して譲っちゃうタイプです。

食べ物については、大五郎はウズラのヒナとゆで卵が好きで最初に食べるんですが、他のエサのニンジン、イモ、リンゴなどを残したりしないで食べます。

勘九郎はどちらかというと、あまり食べないよ、っていうタイプですけど、ウズラのヒナとゆで卵はよく食べてくれます。季節によって食べる食べないの波があって、冬場はあまり食べないので、今の時期は2頭ともちょっとご飯が残りがちです。

(ウズラが好きとのことですが…)

そうです。(郷土エリアの)みんなウズラが好きですね。

ウズラは豊橋ならではで、手に入りやすいというのが大きいと思います。他の園館ではあまり見ない、というか、私はあまり聞いたことがないです。

ホンドタヌキのこんなところが可愛い、面白い、お客さんへのアピールポイントなどを教えてください。

先ほども少し話したのですが、2人(大五郎、勘九郎)の仲間意識は一応あって、柵越しでは結構くっついて寝ていたりとか、ちゃんとお互い意識はしているみたいで、そういう姿が可愛いかなと私は思っています。

後、大五郎が今手前にいるんですけど、餌台の上とかお客さんの足元(通路側)で寝ることもあるので、タヌキらしい姿を見ていただけます。また、冬場はやっぱりモコモコなので、それがやっぱり一番の彼の魅力かもしれないですね(笑)

(そう考えると郷土エリアの動物は冬がおススメですね)

そうですね。
夏よりも冬の方がモコモコなので、色々見れるかなと思います。

くっついて寝ているのは兄弟ならではの光景でしょうか?

どうなんでしょうね(笑)。
ちょうど今がいい距離感なのかな、と思っているんですけど…一緒にいると強さ加減が出てしまうけど、お互いに見える壁(柵)があっていい距離感になっているんじゃないかと。柵越しにわーわー喧嘩していることは無いので、この状態がいいのかなと思います。

ホンドタヌキの2頭が活発に動くのはお昼頃ですか?

そうですね、やっぱりご飯の時間は結構動いているイメージがあります。

逆に、寝ている可愛い姿を見たい場合は、私は、朝イチがいいかなと思います。

(朝イチがおススメと…)

そうですね、結構手前で寝ている率が高いかな、と。

(手前側は日が差し込んでいるので、日向ぼっことか…)

あると思います、暖かいので。やっぱり冬とかは彼らも寒いので、そういう(暖かい)場所を選んでいることはあると思います。

舎の手前側で暮らしているのが大五郎くん。気持ちよさそうに眠っている姿には来園者もにっこり😊

 

お隣さんとの関係はどうですか?

タヌキはあまり興味が無いんです(笑)、お隣には。

キツネとハクビシンは過去に揉めたことがあるので、ちゃんと網を貼ってあるんです。キツネが動いているものが柵越しにあると気になってしまう習性があるみたいで、バリアをはっていますね。アナグマももしかしたら気になってしまう習性があるかもしれませんが、間の2種類は他には興味が無い(笑)みたいです。


→ 郷土エリア(3)ハクビシンに続きます!


インタビュー日:2025年12月17日(水)

「飼育員インタビュー」を行いました!

 盛り上げ隊!発足時から継続している「飼育員インタビュー」を今年も実施させていただきました(14年連続)!2025年は、郷土エリアの動物担当の方からたくさんのお話を聞かせていただきました。

 大変お忙しいなかインタビューに応じてくださった飼育担当の皆様、ありがとうございました!

 インタビュー内容は本サイト(下記リンク先)でまとめて公開していますので、ぜひご覧ください!
 → 飼育員インタビュー


1月10日(土)より、順次公開していきます。

  1. ニホンアナグマ(ヤヨイ、ホシ、ミナ)
  2. ホンドタヌキ(大五郎、勘九郎)
  3. ハクビシン(シンゴ、カンナ)
  4. ホンドギツネ(イナリ)
  5. ニホンリス(イクヨ)
  6. ニッポンツキノワグマ(アイル、利子)
  7. ニホンザル
  8. ニホンカモシカ(コタロウ、アサヒ)

※インタビュー日:2025年12月17日(水)

郷土エリア(1)ニホンアナグマ

2025年は郷土エリア担当の飼育員さんにインタビューできました!まずは郷土エリアに入ってすぐ、右手一番手前で暮らすのはニホンアナグマさんたちのインタビュー内容をご報告します!

ニホンアナグマに関する質問

舎の中には木や土、土管や掘られた穴などがあり、自然な環境の状態にしているように見えますが、アナグマたちが過ごしやすいようにしている工夫などありますか。

建物の下(壁際)に、逃げないように板のようなものが入って(埋められて)います。それに届かない間はできるだけ自由に掘らせてあげたいな、と思います。

ただ、あまりにも放置しておくと本当に穴だらけになってしまって、私たち(飼育員)がはまってしまうので(笑)、たまに塞いだりしています。

彼女たち(ヤヨイ、ミナ)は、丸い筒の中にいつもいるんですけど、あそこが1番落ち着く場所みたいなので、あれは今は絶対に退かさないようにしています。

(落ち着くスペースを用意してあげる、みたいな感じですか?)

そうですね、元々(アナグマたち)は土とかを掘って落ち着く子たちだと思うので。人も(普通は)あまり見たことないですよね?アナグマって。なので、そういう隠れる場所が無いと…ソワソワソワソワしちゃいますね。

(人に見られすぎないようにしてあげるのが大事ですか?)

そうですね、(人の視線からの)逃げ場を作るって感じですね。

ニホンアナグマをなかなか見ることができないのですが、おすすめの時間帯や季節などがあったら教えてください。

この時期はほとんど出てきません。私もここ何週間かは見ていないので(※インタビュー日は12月17日)、チャンスは本当に少ないです。なので、今の時期はおすすめはできません。

確実に見たい場合は8月、9月あたりがかなり出てくる時期で、特に見られるのがナイトZOOの時間帯かな、と思います。8月、9月なら昼間の時間帯に3回くらい(郷土エリアに)来ていただければ…1回くらいは見られると思いますよ。

(昼間でも見られますか?)

そうですね。昼間来て…もしいなくても、1時間後くらいにまた来たら(穴から出ていて)見れたりします。夏は1時とか2時にあげるご飯の時にも出てきていたりすることが多いので…大体見られるかな。

(夏場がお勧めなんですね)

夏しかおすすめできない、ぐらい見られません(笑)。

(アナグマはデリケートなんですね…)

彼らの習性なんでしょうね。
冬場はご飯でも出てこないんですよ。でもごはんは減っているので、夜に出てきて食べていると思います。

(アナグマは夜行性ですか?)

そうですね、夜の方が活発ですね。

ヤヨイちゃん ホシくん ミナちゃんの性格や行動の違いなど教えてください。

ホシは今、別の場所…後ろの角部屋にいるんですけど。ホシは結構「ご飯をくれれば何でもいいよ」っていう感じの性格なので、私たちも今、ホシ君とトレーニングをしていたりします。

逆に親子のメス2頭(母ヤヨイ、娘ミナ)は、飼育員と距離を縮めるようなことをしてないので、基本的には隠れている時間が多いですね。

性格の違いでいうと、お母ちゃんの方がよく出てきますね。お母ちゃんと娘と比べると。
ホシ君が1番出てくるんですけど、ホシ君は別の環境なので。

(では角部屋のホシ君が、見られる確率は高いですか?)

奥なので見づらいですけど、隠れていない時間が多いのはホシ君です。なので、ホシ君の方が見られると思います。

奥の方で暮らしているのはオスのホシ君。網があって少し見づらいですが、元気に動き回る姿は確認できます!

 

見分けるコツなどはありますか?

私たち(飼育員)は、鼻筋の色(が薄いところ)の面積で娘と母親を見分けています。広い方がミナです。

(その違いで見分ける、と)

そうですね、でもなかなか厳しい。2頭を並べないと、難しかったりします。顔の大小でも見分けられるんですけど、私たち(飼育員)もちゃんと確認しないと分からない時もあります。

(なるほど、見比べないと難しいんですね)

そうですね。じっくり見る機会が私たち(飼育員)でも少ないので、認識するのに苦労します。

(サイズ感も同じぐらいですか?)

ほぼ一緒ですね。顔つきというか、小顔か普通の大きさかどうかぐらいの違いです。

(見分けは難しいということですね…)

難しいと思います(笑)。

手前側で暮らすアナグマ女子(母と娘)、こちらはお母さんのヤヨイちゃんでしょうか。
手前側で暮らすアナグマ女子(母と娘)、こちらは娘のミナちゃんのような気がします。親子ですのでそっくりで見分けがつきません!!

 

ホシ君のトレーニングは、どんなことをしているんですか?

今は、後肢(こうし)、つまり後ろ脚から採血をするトレーニングをしています。

これから、できればメス(ヤヨイ、ミナ)と一緒に暮らさせたいと考えていて、でもパイプカットはしたくないので、そういった調整を薬などでできないかということで、色々な数値を他の所と研究していて、まだできていないんですけど。ですので、採血用にセットしてある筒に入るトレーニングを今はしています。

ニホンアナグマのこんなところが可愛い、面白い、お客さんへのアピールポイントなどを教えてください。

なかなか見られないと言っておきながらなんですけど、9月、10月ぐらいになるとちょっとずつモフモフ感が出てきて、その時期がやっぱり1番皆さんから可愛いと言っていただける時期です。

ですので、その時期に来ていただいて、もし見ることができればラッキーです。運次第って感じですかね(笑)。今の時期ももちろんモフモフなんですけど、なかなか見れないので残念。

(冬になるにつれて見られる確率が減る、と)

やっぱり見るのは、モフモフも加えると、10月上旬くらいまでに来ていただければ、比較的確率も高いかと思います。

自分は夕方によく来ていて、アナグマを生で1回だけ見たことがあるんですが、夕方にご飯をあげたりしていますか?

夕方はほとんど無いですね。
作業の都合があるので、決まった時間というのは無いんですけど。基本的には昼1時、2時から、3時位までが多いので、夕方はあまりないですね。

(余ったご飯を夕方あたりに食べたりとか?)

します、します。
今の時期なんかですと、ご飯をセットしたからといってその時間に食べることはほぼないです。今の時期は、彼らのタイミングなのでランダムですね。

(今の時期はあきらめるしか…)

見られたらラッキーくらいに思っていただければ(笑)

ニホンアナグマが出始める季節はいつ頃からですか?

今年はちょっと遅かったんですよ。いつもだと7月は結構暑くなっていて、その時期には出始めていたはずなんですけど。

今年はちょっとズレていて、8月あたまくらいからしかちゃんと出てこなかったので、ちょっと気温とズレがありました。普段なら7月半ばくらいにはちゃんと出てくる時期だと思います。

ちょっと理由はわからないです。なので飼育員同士で「なんで出てこないんだろう?」と話したりしていました。

(7,8月くらいから活発に動き始める感じですか?)

そうですね。7月、8月くらいが活発に動き始めて、10月ぐらいから減っていきます。ですので、もし見たい場合は、この2,3ヶ月の間がおススメです。


→ 郷土エリア(2)ホンドタヌキに続きます!


インタビュー日:2025年12月17日(水)

たくさんのご応募ありがとうございました!

 今年ものんほいパーク盛り上げ隊!(三輪・山口プロジェクト)が主催させていただいた『撮っておき!のんほいフォトアワード2025』(第10回目)は、9月末をもって募集を締め切りました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 フォトアワード2025受賞作品については、特設サイトにて発表しています。ぜひご覧ください!

 また機会がありましたら、ご応募いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。

フォトアワード2025特設ページ

撮っておき!のんほいフォトアワード2025

『撮っておき!のんほいフォトアワード2025』開催!

 『撮っておき!のんほいフォトアワード2025』を開催します!今年ものんほいパーク盛り上げ隊!が主催させていただくことになりました。フォトアワードは今年で開催10回目を迎えます。これまで継続して開催できたのは、関係のみなさま、写真をお寄せいただいたみなさまのご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。今年も盛り上がるよう頑張っていきます!

 撮っておき!のんほいフォトアワードは、メールアドレスさえあればどなたでもご応募いただけます!昨年と同じく、2026のんほいパーク公式カレンダー用写真の選出も同時に行います。みなさんのご応募をお待ちしております!
 詳細につきましては、次の特設ページをご覧ください。

のんほいフォトアワード2025 特設ページ

撮っておき!のんほいフォトアワード2025

のんほいプチフォトコン・エリアポスター掲示場所のお知らせ

 今年ものんほいプチフォトコンでは毎月のテーマを決めて写真募集を行っています。のんほいパーク盛り上げ隊!は月に一度、プチフォトコンに投稿された写真を用いて広報ポスターを作成し、のんほいパークの各エリアに掲示する(貼り替え)作業を行っています。ポスター用写真は、盛り上げ隊!メンバーで話し合って選定しています。

 エリアポスターの掲示場所は以下のとおりです。のんほいパークを訪問された際には、ぜひご覧ください!

 引き続き、プチフォトコンへの素敵な写真のご投稿をお待ちしております!


エリアポスター掲示場所(のんほいプチフォトコン)(PDF)

14代目盛り上げ隊!ラジオ番組にチャレンジ中です!!

 昨年11月より始まったラジオ番組「#盛り上げ隊!とのんほい語ろ」は、4月26日(土)に13代目盛り上げ隊!が担当する放送の最終回を迎え、無事に放送を終えることができました。番組運営を支えてくださったエフエム豊橋の皆様、スポンサーの皆様、励ましのメッセージをお寄せくださったリスナーの皆様には、心より感謝申し上げます。

 2025年度は、経営学科3年・三輪ゼミ5名、山口ゼミ2名の計7名がのんほいパーク盛り上げ隊!(14代目)としてラジオ放送を引き継ぎます。

 5月3日(土)から14代目による放送を開始しました。SNSを利用したテキストや写真・動画による情報発信に加え、「学生の生の声」でのんほいパークの魅力や旬の情報をお届けできるよう、試行錯誤しながらメンバー全員で番組づくりに取り組んでいます。

 精一杯頑張ります!応援よろしくお願いします!!

#盛り上げ隊!とのんほい語ろ

番組概要

■番組タイトル
 #盛り上げ隊! と のんほい語ろ

■放送局
 やしの実FM(84.3MHz)

■放送スタート
 2024年11月9日(土)~ 2025年も元気に放送中!!

■放送サイクル
 毎週土曜日 8:00~9:00

■放送形態
 生放送

■スタッフィング
・パーソナリティ
 豊橋創造大学 三輪ゼミ・山口ゼミ(のんほいパーク盛り上げ隊!)より毎回2名が出演
・ミキサー
 同大学生1,2名が週替わりで担当

■番組紹介文
豊橋創造大学 経営学部の現役大学生が企画・出演・制作・PRまで番組づくりのすべてを手掛ける1時間!

豊橋総合動植物公園のんほいパークの魅力発信を続ける学生活動「のんほいパーク盛り上げ隊!」の取り組み報告を中心に、地元の現役大学生が「何を体験し、何を考えているか」を追求し、若いリスナーの“リアルな今の姿”を共有しながら、一歩先のカルチャー情報を教えてくれる生放送の情報バラエティ番組。


やしの実FM

 1993年、豊橋に開局したコミュニティラジオ放送局です。豊橋を中心に、東三河全域のフレッシュな情報を聴くことができる、地域密着型のラジオ局です。

放送を聴く方法

お手持ちのラジオ(FM 84.3MHz)、アプリ「FMプラプラ」やWebページで聴くことができます。

極地動物館エリア(3)ペンギンたち

のんほいパークにいる4種類のペンギンたち。どれも特徴があって見ていて癒されます。そんなペンギンたちに関する質問をしてきました!

ペンギンに関する質問

外にフンボルトペンギン、室内にオウサマペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギンと2か所に分かれて沢山のペンギンがいますが、それぞれ過ごしやすくするために工夫していることがあったら教えてください。

屋外にいるフンボルトペンギンは、ペルーやチリなどの比較的暖かい地域に生息するペンギンです。日よけを設置したり、週に1回落水掃除を行ったりしています。

また、ペンギンのペアそれぞれに専用のお家を用意しています。部屋を余分に作ることで、喧嘩が起きた際に逃げ込める場所を確保しています。ただ、年に1回ほど、若いペンギンが高齢のペンギンのお家を乗っ取ろうとすることがあり、その際は対応が大変です。

お家には人工芝を敷いており、これにより足への負担を軽減しています。摩擦や傷から膿が生じ、「趾瘤症(しりゅうしょう)」という足の病気になりやすいのを防ぐための工夫です。

一方、屋内の極地ペンギンの環境では、月に1回照明を調整して南極の日照時間に合わせています。これにより、ペンギンたちは「繁殖期が来た」「換羽の時期だ」と本能的に感じ取ることができます。屋内では年に1回落水掃除を行い、それ以外は汚れた際に潜水掃除をしています。

ペンギンたちにはそれぞれのお部屋があります!こちらはご夫婦でしょうか?寄り添う姿にほっこりです!
お魚を手で食べさせているのを見ましたが、1羽につき何匹食べさせるか等が決まっているのですか?

ペンギンは約70羽飼育しており、1羽ずつ餌を与えるのは大変です。そのため、高齢個体や少し体が弱い個体には手渡しで餌を与え、何匹食べたかをしっかりチェックしています。その他の個体には餌を撒いて与えています。1回の食事で約5尾、1日では10尾程度の魚を食べます。

また、ペンギンは1年に1度「換羽」の時期があり、この時期は羽が抜け落ちるため、非常に体力を消耗します。換羽前には体力を蓄えるために普段以上に餌を食べ、体重が通常の1.5倍程度に増加します。人間に例えると、体重50キロの人が75キロになるようなイメージです。この時期には1回の食事で40尾ほど食べることもあります。時には食べ過ぎて「食滞」を起こす個体もいますが、基本的には無限に餌を食べ続けるような食欲を見せます。

ペンギンたちが結構ぐいぐい食べにきていましたが、手を噛まれたりしませんか?

どう思います?しそうですか?(笑)

噛まれます!わざとではなく、餌と間違えてですね。
ジェンツーペンギンは口ばしに餌を当てるとそのまま食べてくれますが、フンボルトペンギンはとても元気で、少しでも餌が上に見えるとジャンプして食べようとするため、間違えて手を噛まれることがあります。特にフンボルトペンギンは口ばしが尖っているので、噛まれるとかなり痛いです。

最近では、飼育員の近くにいると餌をもらいやすいことに気付いたようで、ペンギンたちの約半分が飼育員の周りに集まるようになりました。

ペンギンたちの餌やりタイムは必見!ものすごい勢いでごはんをねだるペンギンたちをぜひ一度はご覧いただきたいです!
飼育員だからこそ知っているペンギンの可愛いところを教えてください。

一生懸命に愛を求める姿がとても可愛らしいです。好奇心旺盛なジェンツーペンギンは遊び方が上手で、その様子を見ているととても面白く感じます。

4種類のペンギンは、種類ごとに性格や行動パターンに違いはありますか?

オウサマペンギンは結構おっとりしていて、喧嘩してるのもあんまり見たことがないです。イワトビに喧嘩を売られても紳士的なペンギン。常に愛を求めていてよくペアが変わるので、気づいたら三角関係とかあったりします。

フンボルトペンギンは、野生感が強くてあまり人に甘えない印象があります。野生感が強いと繁殖がうまくいきやすくて卵を産みやすいですけれど、人に慣れ過ぎると人に求愛しちゃう子もいます。

ジェンツーペンギンは本当に好奇心旺盛です。でもちょっとビビりなところもあって、掃除をしていると近づいてホースで遊びたがるけど、バケツを倒したりするとみんな逃げて行きます。野生でも研究者にも近づいたりするので、研究者が研究しやすいといういい点もあります。

イワトビペンギンは、まあ、気が強いですね。巣の取り合いとか、オスとメスが仲良くしていると思ったらメスに先にご飯をあげるとオスがメスに怒って「俺が先だ」と怒ったりします。

行動パターンは、オウサマペンギンは足の上で卵を抱きますが、他の種は巣をつくってその上に卵を産むスタイルです。

おっとりした性格のオウサマペンギンですが、実は飼育員さんも感心するほどの愛の探求者だったのでした!
フンボルトペンギンは結構低い声で「ボェー」と鳴いているのを聞きますが、他のペンギンも鳴きますか? また、どんな風に鳴くのでしょうか?

いま館内ではペンギンたちの音を拾うマイクをオンにしているので、ぜひ聞いてみてください。

オウサマペンギンは求愛する時に二羽ともくちばしを上にあげてお辞儀をするんですけど、その時に「クンクンクンクン」と鳴きます。

ジェンツーペンギンとかは、怒る時に「シャー」「ニャオー」と猫のような鳴き声で威嚇をするときもあります。

イワトビペンギンは「ピィー」「キュルキュル」。4種全然違う鳴き方をします。

よく雛が生まれていますが、ペアは固定ですか?

基本変わります。オウサマペンギンはよく変わります、たまに親子で組んでしまうんですが、血統はよくないので、別れさせたりしています。

どのペンギンも増やしていいわけではなく、フンボルトペンギンとジェンツーペンギンはどこの園でも見られるぐらい数が増えているので、繁殖しすぎないように管理しています。

オウサマペンギンとイワトビペンギンは、全国でとても数が減っているので、どんどん増やしていこうとしています。

貴重なイワトビペンギン。岩の上のほうで過ごしています。繁殖が成功することを祈っています!
飼育員さんおススメの時間帯、注目ポイント、などがあったら教えてください。

オウサマペンギンの振られてもずっと追いかける「一生懸命に愛を追い求める姿」は可愛いですね。

好奇心旺盛なジェンツーペンギンは遊び方が上手だなと思います。

(どんな遊びをしていますか?)

ジェンツーペンギンはホースやバケツ、餌など、さまざまなもので遊びます。特に石を使った遊びが好きで、石をいろいろな場所に運んだり、お気に入りの石で遊んだりしています。時には石の取り合いが原因で喧嘩をすることもあります。

極地ペンギンは15:00にご飯をあげているのですが、その時のジェンツーペンギンのイルカ泳ぎに注目してほしいです。ジェンツーペンギンは泳ぐのが一番早いので見てもらえればなと思います。

2024年は可愛らしいジェンツーペンギンの雛たちを見ることができてうれしかったです!

このたびはお忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、貴重な情報を知ることができました。ありがとうございました!


インタビュー日:2024年12月12日(火)