豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はこの3月、『春は学生がお得!3月はまるごと「キャンパスDAY」』を開催します。このイベントは、大学生(大学院生)・短大生・各種専門学校生・高校生を対象としたもので、学生であれば入園料や自然史博物館大型映像の観覧が無料になる期間限定の企画です。卒業生にはさらに追加特典があります!
私たちは、今年も『キャンパスDAY』イベントのポスター制作について協力させていただきました。この機会に、多くの学生のみなさんにのんほいパークを楽しんでいただけたらと考えています!

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はこの3月、『春は学生がお得!3月はまるごと「キャンパスDAY」』を開催します。このイベントは、大学生(大学院生)・短大生・各種専門学校生・高校生を対象としたもので、学生であれば入園料や自然史博物館大型映像の観覧が無料になる期間限定の企画です。卒業生にはさらに追加特典があります!
私たちは、今年も『キャンパスDAY』イベントのポスター制作について協力させていただきました。この機会に、多くの学生のみなさんにのんほいパークを楽しんでいただけたらと考えています!


コタロウ(オスの方)は動物園生まれの子なので、あまり人との距離を気にしていないです。
アサヒ(メスの方)は野生で生まれた個体なので、人と近い距離はちょっと嫌っていう子なので、驚かせたりしないように気を付けています。
ニホンカモシカ舎は木が上に茂っているので、夏場は案外涼しかったりするので、木もなるべく伐採せずに、できるだけ心地よい場所を選んでくれたらいいかな、と思っています。
角があったり、オスのコタロウは特に体が結構大きいので、事故が起きないように、私たち(飼育員)は同じ空間には一緒に入らないように作業していたりします。
後は、野生でもそうですけど、あまり距離を詰めないようにはしています。なかなか、何考えてるのか読み取るのが難しい子達なんですよ、私からするとですけど(笑)。なので、あまり無理にいかないようにしています。
コタロウはどっちかというと、ぼーっとしてるタイプです。何年前ですかね?…4年くらい前にのんほいパークに来た子ですけど、最初の頃は呼んでも来ませんでした。その頃は、あまり人に興味が無かったみたいです。
でも、少しくらいは距離を詰めたりコミュニケーションをとれる方がいいよね、ということで、ご飯で練習をしたら最近は来てくれたりします。でも、なかなかぼーっとしている感じの子なので、遠くにいると「何か呼んでるなぁ」みたいか感じで全く来てくれなかったりします。多分、自分の気分で来ないのかな、と…そんな感じの性格です。

アサヒはどちらかと言うと、先ほども言ったように、あまり人と距離を詰めたくないよっていう子なので、直接的なコミュニケーションというのはしていないです。ただ、担当者と本人(アサヒ)とのルーティーンのようなものがあって、ちゃんとご飯を設置したら、(想定とは)違うルートで来たり、とか。言葉では説明しづらいですけど、お互いのこのルールっていうのは、多分彼ら(アサヒと担当者)同士にはあるかと、…ちょっと伝わりづらいですね(笑)。
そうですね、アサヒですね。
私は、野生のカモシカとも会ったことがありますが、この距離をあまり詰めたくない、人との距離を保ちたい、っていうのがあったので、…アサヒはそれに近いですね。

今の季節は一緒に暮らしてるんですよね。
普段は別々のエリアで暮らしてるんですけど、今はちょうど繁殖期のシーズンなので一緒にいます。アサヒの発情がくる時、…20日ぐらいですね。20日前後の周期でメスの発情来るので、そのタイミングになると、よく一緒に座っていたり、寝ていたりするんですが、なかなか微妙な距離感で寝てたりしますね。
アサヒは野生の遺伝子を持ってる子なので、今後はできれば子供が欲しいなと思って取り組んでいますが、どうなるかなっていう感じです。相性はそんな悪くなくて、お互いいい距離感で繋がっていて、…喧嘩してるところは、私は見たことがないし聞いたことがないので、悪くないかなって感じです。
見たいんですけどね、っていう感じです。
はい。
普段は別のエリアで暮らしてるんですけど、観覧場所から見て、お互いを隔てる柵に、2人でくっついて柵越しで寝てる時がたまにあります。あれが一番可愛いです(笑)。
意識してるのかな?みたいな。今は一緒にいたいのかな?みたいな時があって、その時が一番可愛いです。
発情がくる時は、やっぱりオスが来た場合、生き物として寄っていくので。そういう時は距離が、…なんかいつもより近いぞ?ていうのが3日間ぐらいあって、それが終わるとまた、微妙な距離感でいたりとかします。その発情の周期で、距離感というのは変わりますね。
今日は(当日担当の方によると)近いって言っていたので、もしかしたらそのタイミングかもしれないです。
はい。今朝、近かったって聞いたので、多分見られると思います。

(※インタビュー後、見に行ってみましたが叶わず・・・午後の授業のため退園しました。次はじっくり観察したいです!)
2025年度は郷土エリア担当の方にインタビューさせていただきました。飼育担当の方には、大変お忙しいところお時間を割いていただき、ひとつひとつ丁寧にご回答をいただきましてありがとうございました!多くのことを知ることができてとても感謝しています!!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

まず、若い子と高齢な子では動きが全然違います。
今は、2~4歳の子が結構いっぱいいるので、活発で、日本の家族の、…一軒家の三世代家族みたいになっているんですけど…。おばあちゃんたちは、どちらかというとペレットを食べることが多くて、若い子は果物やイモとかの根菜とかを食べたりするのが多いかな、と思います。
性格についてですが、若い子が成長していくので変化はもちろんあります。どちらかというと、今2~4歳くらいの子はわかりやすく言うと中二病みたいな(笑)…人で言うとちょっと「勘違い野郎」みたいな性格になってくる時期なので、結構おばあちゃんとかにちょっかいをかけることがあります。
群れの一番のリーダーをα(アルファ)と呼んで、そのオスがムタという名前なんですが、そのムタが『ダメだ、やりすぎだ』って言ってちゃんと調整してくれるので、そこはバランスよくやってくれていると思います。でも、たまに群れの中で闘争とかが起こったりはします。
そうそう。やっぱり人間と一緒で、年を重ねて経験をしていくと落ち着いてくるのは、多分ニホンザルも一緒だと思います。
多分若い子が多いと思うんですけど、多分、自分が上に立って食べることを意識してるんだと思いますよ(笑)。
おばあちゃんになると急に闘争が起きた時に逃げられなくて、巻き込まれてケガをしてしまうことがどうしてもあるので、ご飯とかは、基本的に放飼場の全体に撒くようにしています。
後はご飯の種類ですね。高齢の子たちはペレットが好きな子が多くて、おばあちゃんたちがいるエリアは大体いつも決まってるので、そこにはペレットを置いたりとかして、できるだけ闘争を起こさないように工夫はしています。
やっぱりご飯を取りに行ったときに、若い子にエイッてやられるのも可哀想なので、棲み分けというか、そういうご飯の分け方は工夫しています。
そうですね。やっぱり距離感って大事ですよね。
ならではってあるかな……どこもそうだと思いますが、空間ですね。
うち(のんほいパーク)は上が空いていて、サルってやっぱり運動量というか、体力を使いたい動物です。逃げちゃうのはダメなので、あまり(空間をたくさんは)使えないんですけど。
舎の中を立体的に作ることを担当者は気にしていて、後、できるだけ人工物よりは木を使ってやぐらを組んだりしていて、…結構壊すんですよ。
そうなんですよ。あと賢いので、ボルトとかもいじって緩めてしまったりするので、結構苦戦しながら担当者はやっていますね。
やっぱりサルは上に登る、木の上にいる子たちなので、そういうのが引き出せるように極力やっています。

やっぱり群れのα(アルファ)のムタがすごく群れのバランスをとってくれていて、さっきも言ったように若い子がちょっと調子に乗りすぎると、若い子にもちゃんと怒るんですよね。また若い子が逆に弱ってたりすると守ったりとか。
おばあちゃんとかも守ったりするので、ムタからおばあちゃんにケガさせることは多分なくて。なので、群れのバランス的に彼の指揮力?っていうんですかね、そういうのがすごくバランス取れてて、うまくいってるかなと思うので、ムタ様様というか(笑)。上手にこれからもやってってくれよって感じです。
そうですね。
やっぱりどうしてもニホンザルはそういう縦社会なので、上の子が上手にやらないとケガばかり起きてしまうので、そういうのを上手にやってってくれればな、と思います。

やっぱり若い子の動きが面白くて見て頂きたいです。
手前側に夏はプールとして水を張ってる場所があるんですけど、今の時期は落ち葉を入れています。そこにヒマワリの種とか、そういう小さいものを担当者が混ぜてたりするんですけど、それを探してたりする一生懸命な姿って、人間もそうですけど可愛いので。
こう色んなことを考えながら、そういうことをやっている姿とか、あと、オラオラ系も見ているのは可愛いので、そういうのも見てもらえればと思います。
人と似てるなって思いながら見てもらえればと思います。

そうですね。やっぱり機敏なので、彼らが大体最初に持って行っちゃうっていうのもあるんですけど。なので色々、おばあちゃんたちは譲っちゃうっていうところもあるので、そういうのもあって若い子がいっぱい持って行きます。
どうなんでしょうね~?
まあ、家族というか群れで生活しているので、おばあちゃんたちは距離感や知識も違うので、経験値で多分距離感を保っているんだと思います。
→ 郷土エリア(8)ニホンカモシカに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

アイルは、お母さんが駆除対象になってしまい、そのときにいた子供を保護した個体です。かなり小さいころに保護された子で、人との関係性っていうのが長い子です。
そのときに私たち(飼育員)も距離を詰めてコミュニケーションをとっていたので、人が好きな子です。なので、私たちが獣舎に行くと寄ってきますし、昼寝とか、…放飼場のつくり的に茂みの中で寝てるのでどこにいるか分からない時があるんですけど(笑)、ちょっと生存確認したいときに呼んだりすると、駆けて、走って来てくれたりします。
なので、アイルは結構、人のことが好きな個体です。
利子ちゃんは、どっちかというと、あまり人との距離感を縮めたくないタイプです。ちょっと神経質なところがあるので、私たちもあまりズカズカ行かないようにしていたりとか、本人のタイミングで距離を詰めたりするように、とか気を付けているような性格です。
好きな食べ物については、…どちらもやっぱり甘いものが好きです。基本的には、今はリンゴと白菜とペレットとイモをあげているんですけど、彼らは季節性がすごく強いです。
冬眠する生き物なので、全く食べない時期があったりしますが、基本的にはリンゴがその中では好きです。後は、日本の動物なので、季節の…今の時期なら柿のような甘いご飯も結構好きだったりします。
そうですね、基本的には食べます。
以前、キュウリをあげたら食べ物として認識しなくて(笑)、あまり野菜系はズカズカ食べたい感じではない、という印象です。
後は、シーズンですね。今の時期はもう食欲が落ちてきてしまっているので、リンゴくらいしか逆に食べないです。好きなものしか食べない時期に入っています。
そうですね。でもアイルは食べるんですけど、利子はもう今ほとんど何も食べません。もうほぼ冬眠で…見ていただくと分かりますが、もうずっと寝ています。まあそういう生き物ですので、はい。
基本的には、2頭は接点を持たないようにしています。多分、隣同士にすると喧嘩が始まると思うので。
一緒にすることは、基本的にはないですね。
私が担当する前の話なので聞いた話になりますが、基本的に若い頃は好奇心旺盛なので、おもちゃをいっぱい入れてあげたりとか、色々なときに声をかけたりとか、危なくないように檻越しで直接ご飯をあげたりとか、色々していたというのは聞いてます。
そうですね。
結局、動物園で暮らすことがほぼ確定していて、野生に帰ることっていうのはほぼないと思うので、やっぱり人間との距離、怖くない程度の距離は詰めた方がいいのかな、って私は思っています。
今、アイルのブームがあって。プールで鼻まで水につけてブクブク鼻から息を出すのがなぜか彼女の今のブーム(笑)。
冬になって回数は減ってきたのかなと思うんですけど、ときどきまだやってるので、何故か急に始まった彼女のマイブームです。
はい、それが放飼場での今の楽しみなのかな?ってちょっと思ってます。
利子は最近、冬眠時期に入ってしまって、外に出るともう寝てしまっておうちに帰ってこなくなってしまうので、基本的には室内展示場にいます。夏場は暑いので、風通しがいいこの茂みの中で結構寝ていることが多いです、これは2頭共ですね。
そうですね、やっぱり涼しいのかな?日陰で。
夏は暑いので、茂みに入って(隠れて)しまいます。秋には、私たちも放飼場にドングリなどを撒いたりするので、それを探索する行動がアイルは特に多いです。フィーダーといっておもちゃにご飯を入れたりとかするものがあって、結構色々なところを歩き回っている印象はあります。
そうですね。秋と…春はちょっと寝ぼけてるので、秋が一番クマらしいかもしれないですね。

まず利子は、ちょっとそれ(訓練)をすると感情的になってしまって、私たちも本当に危ないので、今のところそういう取り組みはしていません。
アイルは、一度トライしたことがあるんですけど、獣舎の檻の隙間に幅がありすぎて、色々道具は作ってみたんですけど、こうスカって抜けて私たちにブスって入ってくるくらい。
安全面的に、改修工事をしないと難しいかなってことで、今のところはやれていないです。
アイルに関しては、毎日のようにご飯を直接あげています。あの子は、私たちが近寄ってご飯を持っていくと口を開ける子なので、ご飯をあげたりとかして、コミュニケーションをとっています。
やっぱりご飯をあげるタイミングが一番のコミュニケーションのタイミングかなと思います。
あれがあの子の癖みたいになっていて、『ここ入れてよ』みたいな感じです。
そうですね……なかなか厳しいのが現状ですね。

アイルの話ばかりになってしまいますが、アイルは私たちが設置したおもちゃとかにすごい反応してくれて、お客さんとかの前でも堂々と色んな行動をしてくれるので、そういうのをぜひ見ていただきたいなと思います。
あと台の上で寝てたりもするんですよ。ベンチみたいな台が置いてあるんですけど、あそこで寝てたりするのも可愛い姿なので、そういう姿も見ていただければと思います。
そう、そうなんです。
そうです、そうです。彼女は多分すごくよく人の動きを見ていて、お客さんのことも多分人間観察してると思います。
私たちと密にならなければ多分彼女はそれでいいので、本人のいい感じで暮らしてもらっています。高齢になってきているので、人間もそうかもしれないんですけど、高齢になるにつれて自我が強くなってきてるので。なので、その向き合い方はみんなで相談しながらやっています。

→ 郷土エリア(7)ニホンザルに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

左の方に餌場、…ヒマワリの種とかが置いてあるところがあるんですけど、そこの上の三角屋根のところで寝ていることが多いです。
巣箱じゃなくて、三角の場所に綿を詰めて寝ているのが、ここ1,2年の彼女の寝床です。巣箱はあまり使っていないんじゃないかな、と思います。たまにエサを持ち込んで残骸が残っていたりするんですけど、しょっちゅうそこにいます。
綿とかを色々詰めていたりするんですけど、そういうのをぐーっと(潜り込んで)入っていって見えなくなっているので、多分そうなんだと思います。
メインはその(お気に入りの)場所にいて、秋口あたりからよく出てくる時間が増えて、そろそろ寒くなりすぎるので出てこなくなるかもしれないです。
今の時期は結構昼間に出ていて、この前はお客さんの前で寝ていることがあったらしいです。
春や夏の初めぐらいは出てくることが少なくて、ご飯の量で元気かを確認するほど出てきていないので、今の時期の方が見るのにはおすすめです。
はい。
また、天気の違いで出てくる出てこないは多分関係なくて、暖かければ日向ぼっこするために出てきたりしています。
そういうのは多分無くて、天気より季節の違いの方が大きいと思います。

癖は、リスなので歯型を残した食べ方(食べ残り)です。
あげているご飯は、ニンジンやイモ、葉野菜のキャベツとか、後は、桑の実やひまわり、クルミといった実などを混ぜてあげています。中でもクルミは必ず食べていて、残していると心配になります。
季節なのか本人の好みなのかは分からないですが、イモを多く食べる時期と、実などを多く食べる時期が異なっていて、最近はイモのほうが好きみたいです。ヒマワリの種は剥いた殻がよく落ちるんですけど、今はそれがあまりないので、今はイモがブームなのかなと感じています。
でも私の記憶だと、季節によってブームが変わるのではなく本人のブームで変わっていると思っています。
担当になった当初は、ヒマワリの種をガツガツ食べていましたが、あれ変わったな?という印象です。
人と同じで一緒のものばかり食べたくないかもしれませんね。

今、チモシーという乾燥草を三角屋根の家の反対側にかたまり(束)で置いています。冬場はやっぱり巣を温めたいので、本人たちは色々な巣材…木の葉っぱとか色々なものをお家に持っていくので、乾燥草を置いてみたんです。
持って行ってくれるかな、と思ったら束からは持って行かず、束から溢れて下に落ちている分から運んでいるようで「何だそのこだわりは」と思って。束から持っていけばお家はすぐ上で近いのに、なぜか下から運んでお家に持って行っています。
下に散らばったちょっとの草を運んでいると思います。
意外と用意したものを、ちゃんと直に使ってもらえるのではないですね。
そうですね、持って行ったりしています。意図はちょっとわからないです。
イクヨちゃんはですね、見れた日の方がラッキーぐらいに私たちも思うので。機嫌まではわからないですが、ご飯食べてのんびり日向ぼっこしているときは、調子が良いんだなとか、…後は、毛艶ですね。
やっぱりどの動物もそうですけど冬場はモフモフするので、イクヨもモフモフしてくると冬に向けて準備ができているんだな、と分かると「元気なんだな」って思います。
やっぱり全然違いますね。彼女は高齢なので、毛艶が悪くなるとすごい心配になるんですが、換毛の時期にちゃんとうまくいっていると「調子的には悪くないんだな」と、私たち(飼育員)はそういう会話をしています。
季節によって全く見られないときもあって、私たちも申し訳ないぐらいです。
今の時期はお客さん側のガラスの下の方を通っていたりするみたいで、結構見ていただけるので、そこでご飯を食べているときとかを見ていただければと。
見られたらラッキーくらいな感じなんですけど、日向ぼっこをしていたりするので。最近の時期は、気温が上がるタイミングの時間帯がおすすめですね。

昼過ぎですかね、2時くらいまでで。
私も昼過ぎにご飯をあげに行くと、日向ぼっこしていたのかな?という場所から出てくるので、その時間が一番いいですね。
→ 郷土エリア(6)ニッポンツキノワグマに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

日本に住む動物なので、基本的には冬場は寝ていることが多いです。夏の夜、ナイトZOOをやっている期間になると夜でも活発な姿が見られます。
イナリの場合は、昼も走っていることがあったり、寝ていたり、結構オンオフがしっかりしている子なので、昼でも行動しているところが見られます。
朝イチは、最近は自分で穴を掘ってその中で寝ていることが多くて、朝は姿を見ないことが結構あります。
そうですね。彼女のタイミングで、という感じなので。イナリの場合は、あまり夜行性という感じではないかもしれないです。
はい。昼間も結構走っていたりします。
先ず、あげているのはウズラのヒナ、りんご、イモ、ニンジン、ゆで卵が基本のご飯です。やっぱり肉系のご飯が好きなので、ウズラが大好きで、ウズラはすぐに食べたいので隠すことはほとんどないです。
それ以外のご飯を隠して、後で気が向いたら掘り起こして食べる、…みたいな感じが、彼女のルーティンです。

そうですね。
そうですね。ここの動物は、ウズラが基本ご飯なんですけど、そういう「生のお肉」が大好きです。
オアゲが亡くなってから、最初のほうは2人で過ごしていた時間が長かったので、ソワソワしている時間が多かったです。
最近は、私たち(飼育員)も接点を増やそうと思ってて、前まで距離を詰められない子だったんですけど、近くでちょっとずつご飯をあげるようになって、今はトングで直接ご飯をあげることができるようになりました。
なので、イナリに関しては1人で暮すようになって、人との距離感が縮まったかなという印象ですね。
そうですね。驚いてどこかにぶつかってしまう動物もいるので、そういうのを避けるために人との距離感を近くする努力をしています。

そうですね、…落ち着かせるというのではなく、この季節特有なんですが、郷土エリアのどの動物も(舎に)落ち葉を入れています。
自分たちでベッドを作ったりして寝るところを作っているので、そういうのでちょっとは還元出来たらいいかなと思ってます。
今は落ち葉をひっくり返してご飯を隠すのが1番のブームで、それが一番の見どころです。
ご飯は、基本的に昼過ぎにあげることが多くて、その時間になるとイナリもよく走っていて、色々な行動がよく見えるので、そんな時に見ていただけるといいのかなと思います。
そうですね。あまり深くは隠さないみたいで、薄っすら上に被せて隠しているので、後で気づくためなのかわからないですけど。いつも同じポジションに埋めているような感じがします。
あると思いますよ(笑)。
今のところミイラ化したご飯は私は見ていないんですけど、多分あると思います。
やっぱり、2頭でいることがこの子たちの魅力のひとつでもあったので、最初はすごく寂しかったです。
急に、…予兆があったわけでもなかったので、寂しかったんですけど、イナリのほうはビビりな性格で、オアゲは人に(距離感が)近い性格だったので、どうなっちゃうのかなと思っていました。
意外とイナリが環境に順応してくれるようになってきたので、寂しいですけど、ひとつ山を乗り越えたかな、という印象です。

→ 郷土エリア(5)ニホンリスに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

まず、ハクビシンは木を登っていける子なので、当時の担当者が作ったんだと思います。
工夫としては、彼らは2頭でくっついてよく寝るので、小屋とかも夏場は風通しが良い様に開閉式になってたり、今の時期は足元に落ち葉を沢山敷いているので、そこで2頭でキュッてなって寝てたりします。
ちょっと暖かくなってくると餌の台の上とかで寝てたりするんですけど。活発というよりかは、のそのそ歩いてタイミングを見て寝ていたりするので、落ち着ける場所が何か所かあったりすればいいかなと思ってます。結構隠れるとこも他の動物に比べるとあるので、そういうのも多分あると思いますね。
そうですね、はい。

もう結構いい歳なので、食べ物は基本刻んで細かくして一口サイズにして与えるようにしています。
同い年なんですけど、特にシンゴのほうがもうおじいちゃんっぽくなってきたので、大きいと結構食べるのに苦労してたりしているので、食べやすいように喉に詰まらせないような工夫はしてます。本当は野生動物なので丸々あげたいんですけど、それもできないし、細かくしすぎても面白くないので、…いいサイズ感をできるだけ考えています。
そうですね、あとは他の動物たちと比べてあの子たち(ハクビシン)だけキウイのようなフルーツ系が結構好きな動物なので、キウイとかトマトとかちょっと違ったものをあげてるんですけど、シンゴはキウイを最初に食べたりします。
なので、リンゴとかも好きだし、あと他の動物たちも結構食べるんですけど柿とか、甘いものが結構好きです。
私はよくキウイを食べる姿を見るので、もしかしたらキウイの方が好きかもしれないです。なので他の子に比べるとうずらの量、…グラム数がちょっと少ないですね。フルーツとかそういうものを多めにあげてたりします。
そうだと思います。
面白いのが、トマトとかはちゃんと皮は残すんですよ。私は食べているところは見たことないんですけど、吸って食べているのか、…どうやって食べているのかは分からないんですけど、トマトの皮だけ綺麗に落ちてるんですよ。
ミニトマトです。
どうやって食べているのか私もちゃんと見たいなと思っているんですけど。ブドウとかあげてもブドウの皮が大体残っているので、ちょっと不思議な食べ方をします。それが特徴なのかなって思います。
ハクビシンはみんなそう(いう食べ方)だと思います。

強いですね。警戒心が強くて、人が近くに来るとすごい勢いで逃げて行って、何もしていないのに木の上で震えてるような子なので、できるだけ放っておくようにしてます。
なので、掃除とかやることだけやって離れるようにしています。
カンナは結構シビアなところがあるんですけど、シンゴはどっちかというと落ち着いていて、のんびりタイプでマイペースな感じです。
なので、どっちかというと二人の関係もカンナの方が強いんじゃないかなっていうイメージです。飼育員が来ても「ちょっと距離置こうかな」って感じで(笑)、シンゴはあんまり焦ることもないですね。
(シンゴとカンナは)長くここにいるので、普段の仕事や掃除とかの作業ではよっぽどびっくりはしないので、夏に木や草が伸びすぎて切ったりするときには気にしています。
いつもと違う作業はあまり急にやらないようにするとか、本人たちがびっくりしてたらちょっとやめておくとか、草刈り機を使わずに音の小さいもので手刈りでするとか、そういう工夫はしています。
そうですね、あまり大きな音は立てないようにしています。
2頭は仲良しで基本くっついて寝ているので、2頭いるのかわからないぐらいくっついて寝ているときもあって、そういう姿をぜひ見ていただければと思います。
それで、基本的には小屋の中でくっついて寝ていることが多いんですけど、今の時期は落ち葉の上で寝ていたりして、可愛い姿や顔が見られたりするので、そういう姿が一番おすすめかなと思います。
そうですね。
何か、お互いのいいバランスで生活してるんだと思います。
あ、この子たちはしょっちゅうやっています(笑)。
昼間も…夏場はちょっと暑いので動いちゃうかもしれないですけど、冬はほぼほぼ寝ているのでよく見られると思いますよ。逆にちょっとぐらい運動してよと思うぐらい寝ているので、いつでも見れると思います。
日向ぼっこも兼ねて外で2人でキュッとして寝ているんだと思います、寒いし日も浴びたいから。それ以上に日を浴びたいときは、餌場の上で寝ていたりします。

全然登りますよ~。
カンナとか特に年齢を感じさせない動きをするので、まだまだ元気でいてくれればなと思います。
→ 郷土エリア(4)ホンドギツネに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)

部屋替えについて今のところ確実は予定はないんですけど「やってもいいかな」という意見は(飼育員の)チームで出ています。特にどちらの部屋でも本人たちは気にならないと思うので、どこかのタイミングで変えるかもしれないです。
合流については、大五郎の方が気が強い性格で勘九郎の方が譲っちゃう性格なのと、元々オスとオスで喧嘩になってしまったのが原因で部屋を分けたので、基本的には一緒に展示(合流)することは無いかな、と思います。
そうですね、勘九郎を近くでご覧いただくタイミングはあるかもしれないです。

この季節はやっぱり落ち葉を入れたりします。
結構タヌキたちが使ってくれていて座った跡がついていたりするんですけど、角の方が落ち着くみたいで、お互いに角の所で柵越しにくっついて寝ていたりするので、そういうのは可愛いくて見どころのひとつだと思います。
後は、隠れる場所ですね。U字溝っていうのかな、ああいうのを入れたりしています。
タヌキは憶病な動物なので、…まぁ、あの子達はあまり憶病ではないんですけど(笑)、気にする子もいて、隠れるのが彼らの習慣でもあるので。
そうですね。
今の時期、朝とか早く来ていただければ、落ち葉の上で寝ている姿を見ていただけるのではないかと。
手前の大五郎はオス感が強いと言うか…自分を持っているタイプで、勘九郎はちょっと遠慮して譲っちゃうタイプです。
食べ物については、大五郎はウズラのヒナとゆで卵が好きで最初に食べるんですが、他のエサのニンジン、イモ、リンゴなどを残したりしないで食べます。
勘九郎はどちらかというと、あまり食べないよ、っていうタイプですけど、ウズラのヒナとゆで卵はよく食べてくれます。季節によって食べる食べないの波があって、冬場はあまり食べないので、今の時期は2頭ともちょっとご飯が残りがちです。
そうです。(郷土エリアの)みんなウズラが好きですね。
ウズラは豊橋ならではで、手に入りやすいというのが大きいと思います。他の園館ではあまり見ない、というか、私はあまり聞いたことがないです。
先ほども少し話したのですが、2人(大五郎、勘九郎)の仲間意識は一応あって、柵越しでは結構くっついて寝ていたりとか、ちゃんとお互い意識はしているみたいで、そういう姿が可愛いかなと私は思っています。
後、大五郎が今手前にいるんですけど、餌台の上とかお客さんの足元(通路側)で寝ることもあるので、タヌキらしい姿を見ていただけます。また、冬場はやっぱりモコモコなので、それがやっぱり一番の彼の魅力かもしれないですね(笑)
そうですね。
夏よりも冬の方がモコモコなので、色々見れるかなと思います。
どうなんでしょうね(笑)。
ちょうど今がいい距離感なのかな、と思っているんですけど…一緒にいると強さ加減が出てしまうけど、お互いに見える壁(柵)があっていい距離感になっているんじゃないかと。柵越しにわーわー喧嘩していることは無いので、この状態がいいのかなと思います。
そうですね、やっぱりご飯の時間は結構動いているイメージがあります。
逆に、寝ている可愛い姿を見たい場合は、私は、朝イチがいいかなと思います。
そうですね、結構手前で寝ている率が高いかな、と。
あると思います、暖かいので。やっぱり冬とかは彼らも寒いので、そういう(暖かい)場所を選んでいることはあると思います。

タヌキはあまり興味が無いんです(笑)、お隣には。
キツネとハクビシンは過去に揉めたことがあるので、ちゃんと網を貼ってあるんです。キツネが動いているものが柵越しにあると気になってしまう習性があるみたいで、バリアをはっていますね。アナグマももしかしたら気になってしまう習性があるかもしれませんが、間の2種類は他には興味が無い(笑)みたいです。
→ 郷土エリア(3)ハクビシンに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)
盛り上げ隊!発足時から継続している「飼育員インタビュー」を今年も実施させていただきました(14年連続)!2025年は、郷土エリアの動物担当の方からたくさんのお話を聞かせていただきました。
大変お忙しいなかインタビューに応じてくださった飼育担当の皆様、ありがとうございました!
インタビュー内容は本サイト(下記リンク先)でまとめて公開していますので、ぜひご覧ください!
→ 飼育員インタビュー
1月10日(土)より、順次公開していきます。
※インタビュー日:2025年12月17日(水)

建物の下(壁際)に、逃げないように板のようなものが入って(埋められて)います。それに届かない間はできるだけ自由に掘らせてあげたいな、と思います。
ただ、あまりにも放置しておくと本当に穴だらけになってしまって、私たち(飼育員)がはまってしまうので(笑)、たまに塞いだりしています。
彼女たち(ヤヨイ、ミナ)は、丸い筒の中にいつもいるんですけど、あそこが1番落ち着く場所みたいなので、あれは今は絶対に退かさないようにしています。
そうですね、元々(アナグマたち)は土とかを掘って落ち着く子たちだと思うので。人も(普通は)あまり見たことないですよね?アナグマって。なので、そういう隠れる場所が無いと…ソワソワソワソワしちゃいますね。
そうですね、(人の視線からの)逃げ場を作るって感じですね。
この時期はほとんど出てきません。私もここ何週間かは見ていないので(※インタビュー日は12月17日)、チャンスは本当に少ないです。なので、今の時期はおすすめはできません。
確実に見たい場合は8月、9月あたりがかなり出てくる時期で、特に見られるのがナイトZOOの時間帯かな、と思います。8月、9月なら昼間の時間帯に3回くらい(郷土エリアに)来ていただければ…1回くらいは見られると思いますよ。
そうですね。昼間来て…もしいなくても、1時間後くらいにまた来たら(穴から出ていて)見れたりします。夏は1時とか2時にあげるご飯の時にも出てきていたりすることが多いので…大体見られるかな。
夏しかおすすめできない、ぐらい見られません(笑)。
彼らの習性なんでしょうね。
冬場はご飯でも出てこないんですよ。でもごはんは減っているので、夜に出てきて食べていると思います。
そうですね、夜の方が活発ですね。
ホシは今、別の場所…後ろの角部屋にいるんですけど。ホシは結構「ご飯をくれれば何でもいいよ」っていう感じの性格なので、私たちも今、ホシ君とトレーニングをしていたりします。
逆に親子のメス2頭(母ヤヨイ、娘ミナ)は、飼育員と距離を縮めるようなことをしてないので、基本的には隠れている時間が多いですね。
性格の違いでいうと、お母ちゃんの方がよく出てきますね。お母ちゃんと娘と比べると。
ホシ君が1番出てくるんですけど、ホシ君は別の環境なので。
奥なので見づらいですけど、隠れていない時間が多いのはホシ君です。なので、ホシ君の方が見られると思います。

私たち(飼育員)は、鼻筋の色(が薄いところ)の面積で娘と母親を見分けています。広い方がミナです。
そうですね、でもなかなか厳しい。2頭を並べないと、難しかったりします。顔の大小でも見分けられるんですけど、私たち(飼育員)もちゃんと確認しないと分からない時もあります。
そうですね。じっくり見る機会が私たち(飼育員)でも少ないので、認識するのに苦労します。
ほぼ一緒ですね。顔つきというか、小顔か普通の大きさかどうかぐらいの違いです。
難しいと思います(笑)。


今は、後肢(こうし)、つまり後ろ脚から採血をするトレーニングをしています。
これから、できればメス(ヤヨイ、ミナ)と一緒に暮らさせたいと考えていて、でもパイプカットはしたくないので、そういった調整を薬などでできないかということで、色々な数値を他の所と研究していて、まだできていないんですけど。ですので、採血用にセットしてある筒に入るトレーニングを今はしています。
なかなか見られないと言っておきながらなんですけど、9月、10月ぐらいになるとちょっとずつモフモフ感が出てきて、その時期がやっぱり1番皆さんから可愛いと言っていただける時期です。
ですので、その時期に来ていただいて、もし見ることができればラッキーです。運次第って感じですかね(笑)。今の時期ももちろんモフモフなんですけど、なかなか見れないので残念。
やっぱり見るのは、モフモフも加えると、10月上旬くらいまでに来ていただければ、比較的確率も高いかと思います。
夕方はほとんど無いですね。
作業の都合があるので、決まった時間というのは無いんですけど。基本的には昼1時、2時から、3時位までが多いので、夕方はあまりないですね。
します、します。
今の時期なんかですと、ご飯をセットしたからといってその時間に食べることはほぼないです。今の時期は、彼らのタイミングなのでランダムですね。
見られたらラッキーくらいに思っていただければ(笑)
今年はちょっと遅かったんですよ。いつもだと7月は結構暑くなっていて、その時期には出始めていたはずなんですけど。
今年はちょっとズレていて、8月あたまくらいからしかちゃんと出てこなかったので、ちょっと気温とズレがありました。普段なら7月半ばくらいにはちゃんと出てくる時期だと思います。
ちょっと理由はわからないです。なので飼育員同士で「なんで出てこないんだろう?」と話したりしていました。
そうですね。7月、8月くらいが活発に動き始めて、10月ぐらいから減っていきます。ですので、もし見たい場合は、この2,3ヶ月の間がおススメです。
→ 郷土エリア(2)ホンドタヌキに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)