飼育員さんにインタビュー
バードエリア編01
(バードエリアでのインタビュー記録は会話形式でお楽しみください)
Q:
野鳥ってどうやって入手するんですか? そこら辺で捕まえたりとか…
《スタッフIさん》
捕獲許可をとります。今これで八月に入りましたので(インタビューは8/1)繁殖期がほぼ終わりに近づいてます。繁殖期の時期には鳥が集まりませんし、繁殖期は当然ペア組みますんで、(ペアの片方だけを捕獲してしまったりしないように)そういう時期は避けます。なので、繁殖期に捕獲許可をとることはないですね。
鳥たちの繁殖時期によって捕獲に適した時期が変わってきます。申請は半年単位で許可をもらいますので、今年は冬鳥が欲しいなというならちょうど今頃(8月)に申請を出します。6か月ですから3月までになりますね。
《スタッフOさん》
鳥の繁殖期っていうと、日本にいる鳥の場合、5月から遅くて7月が繁殖期、8月9月になると今度は自分の一年間使った羽を変える期間になるんですね。換羽っていうんですけど。
Q:
羽って結構落ちるものなんですか?(インタビュー時も結構地面に落ちていました)
《スタッフIさん》
繁殖終わってから綺麗になりますね。
《スタッフOさん》
全部いっぺんに抜ける鳥と抜けない鳥がいます。
鶯とか、飛ばないといけない鳥ですと、全部抜けると飛べなくなってしまいますので、それでは自然界では困ってしまう。なので、一枚ずつ例えば下から抜けて最後に頭が抜けるって順番まで決まってます。
いっぺんにバサッと抜けないで、一枚ずつぱらぱら抜けてく感じですね。それでも、ある時期は飛べなかったりします。地面這ってることが多い、みたいな。
(自然界で生きるのも大変そうです)
Q:
風切羽抜けて大丈夫なんですか? 飛べなくなっちゃいますけど…
《スタッフOさん》
風切も全部抜けます。尾羽や頭の腹も。
《スタッフIさん》
そういうときは中々見にくいですね。じーっとしてますから。
(ぜひじっくり観察してみてください)