
ニホンザルに関する質問
まず、若い子と高齢な子では動きが全然違います。
今は、2~4歳の子が結構いっぱいいるので、活発で、日本の家族の、…一軒家の三世代家族みたいになっているんですけど…。おばあちゃんたちは、どちらかというとペレットを食べることが多くて、若い子は果物やイモとかの根菜とかを食べたりするのが多いかな、と思います。
性格についてですが、若い子が成長していくので変化はもちろんあります。どちらかというと、今2~4歳くらいの子はわかりやすく言うと中二病みたいな(笑)…人で言うとちょっと「勘違い野郎」みたいな性格になってくる時期なので、結構おばあちゃんとかにちょっかいをかけることがあります。
群れの一番のリーダーをα(アルファ)と呼んで、そのオスがムタという名前なんですが、そのムタが『ダメだ、やりすぎだ』って言ってちゃんと調整してくれるので、そこはバランスよくやってくれていると思います。でも、たまに群れの中で闘争とかが起こったりはします。
そうそう。やっぱり人間と一緒で、年を重ねて経験をしていくと落ち着いてくるのは、多分ニホンザルも一緒だと思います。
多分若い子が多いと思うんですけど、多分、自分が上に立って食べることを意識してるんだと思いますよ(笑)。
おばあちゃんになると急に闘争が起きた時に逃げられなくて、巻き込まれてケガをしてしまうことがどうしてもあるので、ご飯とかは、基本的に放飼場の全体に撒くようにしています。
後はご飯の種類ですね。高齢の子たちはペレットが好きな子が多くて、おばあちゃんたちがいるエリアは大体いつも決まってるので、そこにはペレットを置いたりとかして、できるだけ闘争を起こさないように工夫はしています。
やっぱりご飯を取りに行ったときに、若い子にエイッてやられるのも可哀想なので、棲み分けというか、そういうご飯の分け方は工夫しています。
そうですね。やっぱり距離感って大事ですよね。
ならではってあるかな……どこもそうだと思いますが、空間ですね。
うち(のんほいパーク)は上が空いていて、サルってやっぱり運動量というか、体力を使いたい動物です。逃げちゃうのはダメなので、あまり(空間をたくさんは)使えないんですけど。
舎の中を立体的に作ることを担当者は気にしていて、後、できるだけ人工物よりは木を使ってやぐらを組んだりしていて、…結構壊すんですよ。
そうなんですよ。あと賢いので、ボルトとかもいじって緩めてしまったりするので、結構苦戦しながら担当者はやっていますね。
やっぱりサルは上に登る、木の上にいる子たちなので、そういうのが引き出せるように極力やっています。

やっぱり群れのα(アルファ)のムタがすごく群れのバランスをとってくれていて、さっきも言ったように若い子がちょっと調子に乗りすぎると、若い子にもちゃんと怒るんですよね。また若い子が逆に弱ってたりすると守ったりとか。
おばあちゃんとかも守ったりするので、ムタからおばあちゃんにケガさせることは多分なくて。なので、群れのバランス的に彼の指揮力?っていうんですかね、そういうのがすごくバランス取れてて、うまくいってるかなと思うので、ムタ様様というか(笑)。上手にこれからもやってってくれよって感じです。
そうですね。
やっぱりどうしてもニホンザルはそういう縦社会なので、上の子が上手にやらないとケガばかり起きてしまうので、そういうのを上手にやってってくれればな、と思います。

やっぱり若い子の動きが面白くて見て頂きたいです。
手前側に夏はプールとして水を張ってる場所があるんですけど、今の時期は落ち葉を入れています。そこにヒマワリの種とか、そういう小さいものを担当者が混ぜてたりするんですけど、それを探してたりする一生懸命な姿って、人間もそうですけど可愛いので。
こう色んなことを考えながら、そういうことをやっている姿とか、あと、オラオラ系も見ているのは可愛いので、そういうのも見てもらえればと思います。
人と似てるなって思いながら見てもらえればと思います。

そうですね。やっぱり機敏なので、彼らが大体最初に持って行っちゃうっていうのもあるんですけど。なので色々、おばあちゃんたちは譲っちゃうっていうところもあるので、そういうのもあって若い子がいっぱい持って行きます。
どうなんでしょうね~?
まあ、家族というか群れで生活しているので、おばあちゃんたちは距離感や知識も違うので、経験値で多分距離感を保っているんだと思います。
→ 郷土エリア(8)ニホンカモシカに続きます!
インタビュー日:2025年12月17日(水)