飼育員さんにインタビュー
極地エリア(ペンギン編01)
Q:
いつ見ても、イワトビペンギンは一番奥の壁際に、キングペンギンはそれより手前に、ジェンツーペンギンはガラス近くにいますが、ペンギンは種類による仲間意識や縄張りを持っているんですか?
A:
初めて部屋に入れた時から自然と自分たちの場所を確保していました。
例えば、キングペンギンは左の岩場に、ジェンツーペンギンは右側の岩場に、イワトビペンギンは奥の岩場に、といった具合です。イワトビペンギン同士の間では縄張りがあるように見えます。また、繁殖期になるとどの種類も縄張りを持つようです。
(なるほど、種類によって「好み」の場所があるようですね。)
Q:
人が見ているとき、ジェンツーペンギンはガラスの近くに集まってきますが、人懐っこい種類なんですか?
A:
人懐っこいというよりも、「好奇心が強い」ので近寄ってきたんだと思います。
Q:
ペンギンは種類によって性格が違いますか?
A:
ジェンツーペンギンならば先ほどの通り好奇心旺盛で、イワトビペンギンならば小柄な体格とは反対に気性が荒く、キングペンギンならば大きな体格の割にのほほんとしています。
(確かに、キングペンギンの多くは壁を見つめてぼーっとしていました(笑))
Q:
魚の種類による“食い付き”の違いなど、餌の好みはありますか?
A:
大きな好みの違いは特にありませんが、油の多い魚を好む傾向が少しあります。
普段は、アジなどの「栄養価が高く」、「経済的に負担の少ない」餌を与えています。あとは、口の小さいペンギンにはししゃもやオキアミといった小さいサイズの餌をあげています。
Q:
個体によって性格の違いはありますか?また、周りと少し違う変わった子などはいますか?
A:
人間と一緒で個々に性格の違いはあります。たとえば、ほとんどの時間ぼーっとしたまま微動だにしない子、なんてのがいます。ただ「飛び抜けて変わった子」はあまりいません。