ラッコのヤヨイちゃんは、2014年1月25日に19歳10ヶ月で永眠しました。長い間ありがとう。
飼育員さんにインタビュー
極地エリア(ラッコ編02)
(仰向けで浮かぶ海のアイドル、ラッコ。ぬいぐるみのような愛らしいラッコの秘密とは?)
Q:
ラッコは仰向けに眠るイメージがあるのですが、先日、のんほいパークに来たとき、ラッコが身体を捻ってじっとしているのを見ました。 じっとしていたので「寝ているのかなぁ?」と思ったのですが、身体を捻って眠ることもあるんですか? もしかして、結構寝相が悪んですか?
A:
寝るときはまっすぐ仰向けの姿勢になります。 体を捻っていたのだとしたら、起きていたんだと思いますよ。 毛づくろいの途中で休んでいたか、背中がかゆかったんだと思います。
Q:
TVで見たのですが、野生のラッコは海藻を身体に巻きつけて寝ていました。動物園の水槽の中では、代わりになるようなものを用意しなくても大丈夫なんですか?
A:
野生のラッコが海藻を巻くのは、海流に流されないようにするためです。水槽の中は流れがないので、安心して、仰向けになってプカプカ浮いたまま寝ています。
(野生とは違う環境で生活しているので、習性も違ってくるんでしょうね)
Q:
ラッコは1匹しかいませんが、寂しくないのでしょうか? 増やしたりする予定はありませんか?
A:
ラッコの平均寿命は20年前後です。 野生のラッコは減少する一方で、今は絶滅危惧種に指定されていて、国際条約で捕獲や取引が禁止されています。
例外として、水族館で繁殖したラッコについては取引できることになっていますが、数が少なく、新しい個体を入れるのはとても難しいですね。
とにかく、この子を健康で長生きさせてやりたい。
(とてもかわいらしいラッコ。そんなに数が減っているなんて知りませんでした。)
(今いる子もかなりの高齢だそうです。どうか長生きしてください。)