飼育員さんにインタビュー
バードエリア編03
(バードエリアでのインタビュー記録は会話形式でお楽しみください)
Q:
自然界の野鳥は、虫とか、木の実とか、いろいろなものを食べていると思うんですけど、園内ではどうしているんですか?
《スタッフIさん》
エサですか? 基本的には“すり餌”をやっています。見てみますか?展示館にありますよ。
(この後、バックヤードの方に移動しました。鳥かごが沢山ならんでいて、エサとか、巣とかが保管されていました。)
《スタッフIさん》
すり餌っていう餌なんですけど。甘い匂いするから。
学生:
色がグリーンカレーの色…
学生:
海苔?っぽいかな、青海苔的な…なんか匂いがする。
(学生一同「何だろう…」と首を捻ります。確かに食べ物の匂いがしました。)
《スタッフOさん》
これが元(茶色い粉)。別に食べてもいいよ。材料は何かなって。あててみて。
(学生一同、勇気を持って粉を口に入れてみます。)
学生:
鰹節?
《スタッフOさん》
鰹節は、それは見た目の色だけだよ。主原料は、黄粉(きなこ)。
《スタッフIさん》
繁殖期は強いエサをやっています。黄粉に、魚粉とあと糠を多めにやってます。あと青菜。
《スタッフOさん》
この水っぽいのはりんごをミキサーでするんですけど、リンゴ、菜っ葉、トマトビタミンC。植物性タンパク質が必要です。黄粉とか米粉とかは植物性タンパク質。さっき言った魚とかは動物性蛋白質になります。
それにりんごですとか、トマト、あと青菜でビタミンを補っています。ま、売ってますけどね、こういう粉はペットショップに。
《スタッフIさん》
ま、うちのは特別な配合なので、作ってますね。エサ作りから、やっているのはうちの動物園ぐらい。
(長年の経験と努力で、エサ作りから行っているスタッフの方がとても頼もしく見えました)