今年ものんほいパーク盛り上げ隊!(三輪・山口プロジェクト)が主催させていただいた『撮っておき!のんほいフォトアワード2022』(第7回目)は、9月末をもって募集を締め切りました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
フォトアワード2022受賞作品については、特設サイトにて発表しています。ぜひご覧ください!
また機会がありましたら、ご応募いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。
フォトアワード2022特設ページ

11代目のんほいパーク盛り上げ隊!はしばらくの間投稿を休止していた「スポット紹介」のInstagram投稿を再開しました!
「盛り上げ隊写真部」として、動物以外の魅力的なスポットを写真や動画で紹介していきます。ぜひご覧ください!
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク) で7月〜9月に開催されるナイトZOOを若者(主に大学生)に宣伝するため、今年もポスター制作を行いました!
本活動は、イベントの宣伝のみならず、ポスター制作を通して情報の収集・加工・選択を体験すること、そして制作ツール(CGソフトウェア)に関する理解を深めることを目的として行っており、今年で10年目となります。これまでは市内三大学への掲示依頼のみでしたが、今年は愛知県内の全大学に発送されることになりました!
ポスターを通じて豊橋総合動植物公園のナイトZOOに興味を持っていただけると嬉しいです!
11代目のんほいパーク盛り上げ隊!は、2022年6月から TikTok を利用した広報活動を開始しました!
のんほいパークの魅力が多くの人に伝わるよう、楽しい動画を作成して発信していきます。ぜひご覧ください!
@project.nonhoi
11代目のんほいパーク盛り上げ隊!は、豊橋総合動植物公園と協力して運営している『のんほいプチフォトコン』について、2022年度ももっと盛り上げていくためのイベントを企画しました!
月ごとに特集テーマを決めて写真を募集していきます!ぜひ皆様のお気に入りの写真をご投稿ください!
※盛り上げ隊!にてご投稿作品から写真を選定して、園内広報ポスター等に活用させていただく予定としています。
2022年7月7日(木)には、6月の投稿作品を使用して作成したプチフォトコン広報ポスターの園内掲示(貼り替え)を行いました!
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)はこの3月、「【3月から】春は学生が無料!学生限定イベント『キャンパスDAY』」を開催します。このイベントは、大学生(大学院生)・短大生・各種専門学校生・高校生を対象としたもので、学生であれば入園料や自然史博物館大型映像の観覧が無料になる期間限定の企画です。卒業生にはさらに追加特典があります!
私たちは、『キャンパスDAY』イベントのポスター制作について協力させていただきました。この機会に、多くの学生のみなさんにのんほいパークを楽しんでいただけたらと考えています!
(はじめに、SNSに送られてきた質問です。)
序列がはっきりとあるような動物ではないですが、やはり強い個体はいます。
そういうわけではないですね。ただ、集団性は結構あるので、集まって休むことはあります。別に、誰かが「ついてこい」みたいな感じだったりするわけではないです。
こちら、いろいろみんなで調べたり考えたりしたんですが、結論から言うと理由はよくわかりません(笑)。
形態的になぜそうなっているのか、地面から近い小さい個体のほうが出っ張らなくていいのか、よくわからないですね。
これも結論から言うと、わかりません。
よく(ご飯が)草原だから緑だと言われますが、本当のことはわからないですね。こういう理由について、よく人間の目につくものに、何かそれに理由があるように思えてしまいますが、本当に機能的な理由がある場合と、たまたまそうなってる場合があります。
例えば、栄養等の影響でそのようになっているのかという原因が考えらますが、これに関しては、正確な理由はあまり調べられていないのか、私たちの調べた範囲ではわかりませんでした。
もともとそういうものだった可能性もあるし、カモフラージュとしての機能もあるかもしれませんね。
(ここからは盛り上げ隊!からの質問です)
普段は、牧草ですね。乾燥させた牧草をメインに食べて、そのほかにも、カンガルー用のペレットを食べています。あと少しだけ、イモとかニンジンとかチンゲンサイ、他にもヤマモモやカシなどの枝葉を食べてます。
好物は、サツマイモですね。量は一頭あたり何キロと決めてあげてるわけではなく、季節によっても変わるので、はっきりとした量が決まっていないです。あと、日中は外で草とかも結構よく食べてます。
ありますね。
でも、基本的な餌は皆食べます。
今の季節だと放飼場の中に落ち葉のコーナーを作り、下が柔らかく温かい環境になるようにしています。
そうですね。オーストラリアエリアでいえば、例えば、エミューは、もともとよく水に入る動物なので、ホースで水浴びをすることはありますね。
スキンシップは、特にとっているわけではありません。あと、「動物と仲良くなる」というのも、少し微妙なところです。基本的に種類が違う動物で、私たち人とは別の動物種なので、主観や考え方、認知能力も全く違う生き物と接しています。
彼らは、ペットではないですし、人間と同じように接するというわけでもないので、私たちもベタベタとなついてほしいわけではありません。かといって、人をすごく怖がるようでは、飼育下ですと動物たちにストレスをかけてしまうので、いてもいなくても別にどっちでもいい人ぐらいな関係が築けるようにしています。
ただ、音には結構敏感な動物なので脅かしたりしないように、作業に入るとき、少し声をかけたりとか、わざと小さい音を聞かせてから、近づいたりするというような配慮はしてます。
やっぱり性格の差はありますね。どんな動物でもあります。
同じように毎日接してても、人を全然怖がらない子もいれば、かなり神経質に怖がる子もいたりしますね。餌あげるときに、よってくるところが結構違いますね。
まず、名前の由来は、基本的に当時の担当者がつけた名前なんですね。食べ物の名前つながりだったりとか、結構バラバラです。
見分け方のコツですが、カンガルーは人間の目からすると、かなり見分けるのが難しいです。体格だったり、毎日見ていると結構顔つきが違ったり、そういうヒントを合わせて見分けてます。
私たちは基本的に日中しか接してないので、完全な夜中というのをほとんど知らないのですが、夜の動物園の時は、夜中でも草を食べたり活発に動いていたりしていますね。ただ、動物園では、昼間に餌もあれば天敵もいないせいなのか、日中でもご飯を食べています。天候や気温にもかなり影響受けているかなとは思います。
やっぱりカンガルーのオスは多少匂いはあるし、オスに限らず、カンガルーって特有の匂いっていうのはあるんですけど、個人的には、僕はカレーとは思わない(笑)。カンガルーのにおいです。
カレーってすごく広いので(笑)、僕の知らないカレーかもしれないですが、一般的なカレーの匂いではないんじゃないのかなとは、個人的に思います。
基本的には、鳴き声はオスとメスで違います。いわゆる鳥っぽい声で鳴くというより、どちらかというと太鼓みたいな「ボンボンボン」っていうような鳴き声ですね。それは、エミュー同士で鳴き交わしたり、コミュニケーション等に使われたりと言われています。
あと、威嚇するときにに、オスは「シャー!」っていう声を出したりします。それが聞きやすい場所とか時間っていうのは、特にないですね。しょっちゅう鳴いているかと言われると、のんほいパークの子はそんなにしょっちゅう鳴いてる感じはしないです。鳴く子はよく鳴くんですけどね。
特にないんですが、担当者の中には、エミューのオスがすごくイケメンだと(言っている人がいる)。
これは、個人の感想で(笑)。
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!みんながのんびり平和に過ごしているように見えるのは、序列がないからなんですね~ これからも癒しを求めてオーストラリア園に行きたいと思います!
インタビュー日:2021年12月8日(水)
(はじめに、SNSに送られてきた質問です。)
何歳頃かの記録がなくはっきりとは分かりません。
もともとオランウータン自体が、夜寝るときに木を集めてベッドを作って寝るという習性があって、それをお母さんがやっているのを見て習得します。
普通のオランウータンの場合は8歳くらいまでお母さんが子供を育てますが、ウランの場合は4歳の時にお母さんが死んでしまったので、それ以降は飼育係がハンモックを毛布で作ってあげていました。多分それを見て覚えてできるようになったと思います。
※参考:昔のオランウータン舎で、ウランちゃんがハンモックを作る動画です!
利き手は多分あると思いますが、オランウータン担当の人にどちらかと聞いてもイマイチ分からなくて。ウランもウータンも左の方がよく使う気がしています。ただ、エサをあげるときも、近い方の手や足を出すので…気がするという言い方になります。
オランウータンは、手も足も上手に使うので、人間みたいに利き手ばっかり使う事がなくて、しいて言えば利き手があるかもしれないですが、4本とも全部上手に使える感じです。
今のところまだ無いです。色々やっていますが、いい方向にはなかなかいってないかな。。。
今部屋を変えて、部屋の中で2メートルくらい離れた位置で顔を見る練習それさえも難しい状況で。今はそれができるようちょっとずつやっています。
毎日やっているわけではなく、最後に私たちが聞いたのが10月終わりか11月始めくらいなので、頻繁にやるわけではないんです。どちらかというと午後か夕方の方がやっていることが多いと思います。
たまたま足を運んで頂いた日に、タイミングが合って聞くのは難しいという感じです。しかも1~2分で終わってしまうので、…飼育員もあまり聞けないですね。
ウランもウータンも、飲み物や食べ物を口いっぱいに入れると口がパンパンで無茶苦茶可愛いと思います!
あとウータンはプレゼントをくれることがあります。プレゼントといっても自分が美味しいものを食べたいときにそこらへんにある石をくれたり、枝をくれたり、そういうのをくれるのがうれしいです。
当園で記録しているのは、1979年生まれのオスがいて「ウータロウ」という名前でした。その名前が公募で決まったそうなのでその人が付けられた子だと思いますが、1989年に園から出しているので、それ以降の記録は当園では残ってないです。中国に行って1991年の12月31日に死亡したというのが、ネットに上がっていたので確かだと思います。12歳で亡くなったそうです。
そのオランウータンがおそらく、ウランのお母さんと別のオスの子で、ウランのお母さんはスマトラオランウータンですが、お父さんの方はボルネオオランウータンで、種間交雑なのでもしかしたらそれで短命だったかもしれません。オランウータンは3種類いて別々の種で、当時は種が違うというのが調べられてなく、分からなかったので種間交雑になったようです。
(次は盛り上げ隊!からの質問です。)
1日に食べるエサですが、だいだい20種類くらいで、量は合計で3kgくらいです。大きく分けると果物・野菜をあげています。果物はリンゴ、バナナ、キウイ、オレンジで、野菜がキャベツ、小松菜、白菜、セロリ、チンゲンサイと、それとは別に牛乳、煮干し、鶏の卵、乾燥したプルーン、クルミです。飽きないように、季節によって果物を変えています。秋だと柿、時期によってブドウにしたりしています。果物の方が甘くて好きで、特に柿とりんごが好きです。秋はどんぐりも採れるので園内で拾ったどんぐりもすごい好きです。
ウランは小松菜やチンゲンサイの茎は食べないです。葉っぱの一番のやわらかいところしか食べないで、茎はそのままにしてあります。ウータンは結構食べます。逆に、セロリとか白菜は、ウータンよりもウランの方が食べます。キャベツはウランは食べなくて、ウータンしか食べないです。いろいろ好みに合わせて調整しながらあげてます。果物は食べてくれますが、果物ばかり食べさせると太るのでなるべく野菜を食べてほしいので、それぞれの好みに応じてあげてます。
オランウータンは樹上動物なので、例えば寝室だったらハンモックを設置したりしてオランウータンが夜寝やすいようにしています。あと、中は冷暖房を付けていて、夏は冷房、冬は暖房で過ごしやすい温度になるようにしたりしています。
ベタベタするのはオランウータンは好きではないので、直接触ることはあまりないです。基本的には、エサを渡すときに話しかけたりとか、場面ごとで話しかけたりしています。
ウータンも触られるのが好きではないのですが、手を握ってほしい時があって手を出してくるので、そういう時は握ったりなど場面に応じてやってます。仲良くなるために心がけていることは、オランウータンはゆっくりな動物なのでこちらもなるべくせかさず、オランウータンのペースに合わせてゆとりをもって接するようにしてます。
そうですね、声掛けはします。ウランもウータンも自分の名前が分かったりするので、呼んだりしています。
ウータンは控えめで少し臆病なところがあります。ウランは人が好きで自分の好きなペースで生きていける子です。
ウータンの臆病なところは部屋の配置で室内の部屋を変えた時に、ウランはすぐに別の部屋に移れましたが、ウータンは別の部屋になっているのが嫌で、最初は怖がって部屋に入れなかったり、部屋を変えたいから無理やりそこに行かせようとしたら少し怒って時間がかかった事がありました。
ウータンは別の動物園で生まれたので名前の由来は分からないです。
ウランはお母さんがウーコ、お父さんがバランだったので「ウ」と「ラン」をとってウランになったそうです。
オランウータンは「今日はこうだからこうしてね」みたいに割と話が通じたりします。ウランは言葉や単語が分かっているので、そういうのも理解して常に他の動物とは違うと思います。
人の顔の区別はできます。飼育員は今3人でやってますがそれぞれ見比べています。よく来るお客さんだったら顔を覚えていて、ウータンは寄って行ったりします。ウランはそこまでお客さんに媚びを売るタイプじゃないですが、なんとなく分かっているような顔はしていたりします。
それぞれ多分好きな人がいて、分かっていると思いますね。あと、男の人と女の人は、知らない人でも区別ができて、それぞれ対応の仕方が違うようです。ウータンは男なので、どちらかというと女の人に対して優しくしたり、そういうのはあります。
2頭とも大声で前のめりに話しかける人よりも、静かな感じでそっと見守ってくれる人の方が好きかなと思います。
おもちゃというか、2頭とも布は好きです。ウランは寝るときもハンモックを作っています。冬場は寒いので2頭とも毛布をかぶってて、手放せないものみたいな感じがあります。
おもちゃは新しいもの入れてそれを使ったら2、3日で飽きるので、「ずっとこれがお気に入りです」みたいなものは無く、新しいものが好きです(笑)。
あとウータンでいうと、夕方に牛乳パックで美味しい牛乳を飲んで、飲み終わると広げてきれいに舐めて、それを頭の上にかぶったりとかしてます。夜かぶったり、お尻に敷いたりしていて、朝外に出ていく時に8割か9割くらいは牛乳パックをわざわざ持って外に出てます。飲み終わっている牛乳パックは味がするわけではないのですが、牛乳パックは毎日大切に持ってますね。夜に私が帰ろうかなって時に、きれいにパリパリって響き渡ってます。
元々放飼場を入れ替えたかったということではなく、中で2頭が仲良くなるために部屋割りを変えて、結果として出入口も変わって、2頭(の外に出る場所)が入れ替わったという感じです。
以前の場所は3面からウータンが見えていましたが、いま出ている方は2面からしか見えなくて、お客さんからの距離が取れます。ウータンは少し人が苦手なとこがあるので、人から見えにくくなってロングコールをするようになればいいなと思いましたが、結局移動してもロングコールは増えなかったですね。
以前の放飼場(現在ウランちゃんのいる方)は屋根が短くて、雨の日はすごい濡れていました。ウータンは雨の日でも何の日でも割と外に出たくて、今の放飼場は雨の日でも濡れない大きさのため、割と快適に過ごしています。
ウランの方は、大きな変化はなかったですが、擬岩の所によく行くようになりました。ガラスからお客さんが見やすくなったと思います。前の放飼場は、ガラスのところが怖かったのか、ウランは全然ガラスに近づけなくて、お客さんから遠く見えづらかったと思います。いまの所は擬岩があってその上に行くので、お客さんから見えやすくなり、結構好評だと思います。
ウランは人間が髪を切ったりしたら気づいてくれます!髪を切ると朝室内で合った時に「触らせてよ」みたいな感じで手を伸ばしたりとか、普段眼鏡をかけていなくてたまにかける人が眼鏡をかけてきたら、その眼鏡を興味津々に見てきたりして、人の変化に気づくところが面白いと思います。
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!貴重なエピソードを聞くことができてうれしかったです!あと、ウータン君とウランちゃんがうまくいきますように・・・!
インタビュー日:2021年12月8日(水)
動物データベース:
スマトラオランウータン