豊橋総合動植物公園と協力して運営している『のんほいプチフォトコン』について、もっと盛り上げていくためのイベントを企画しました!
季節のイベントに合わせた写真募集を行います。ぜひ皆様のお気に入りの写真をご投稿ください!
豊橋総合動植物公園と協力して運営している『のんほいプチフォトコン』について、もっと盛り上げていくためのイベントを企画しました!
季節のイベントに合わせた写真募集を行います。ぜひ皆様のお気に入りの写真をご投稿ください!
のんほいパーク盛り上げ隊!(9代目)は、豊橋総合動植物公園のホームページリニューアルプロジェクトに参加させていただきました。私たちは、サイト制作に携わる企業の方々が参加する会議に加わり、一般来園者目線で新しいサイトに欲しい情報等の意見や提案をさせていただきました。また、園の動物たちの魅力を多くの方に知ってもらうため、サイトに掲載する動物紹介文を作成させていただきました。私たちが担当した部分は、「のんほいアニマルズ」のページで確認できます。
※このことについては、公式サイトで紹介していただきました。
このたびは大変貴重な体験をすることができました。関係者の皆様には感謝申し上げます。
2021年2月27日(土)、盛り上げ隊!は豊橋総合動植物公園のご協力をいただき、園内で「フォトアワードに関するアンケート」を実施させていただきました!
アンケート回答者には盛り上げ隊!制作・オリジナル缶バッジを配布させていただきました。喜んでもらえてうれしかったです。アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました!アンケート結果は集計・分析し、次回以降の企画に役立てていきます。
なお、当日は、8月および10月に園内に掲示させていただいたプチフォトコン広報ポスターについて、元の写真素材を投稿してくださった皆様にお渡しすることも行いました。前日の連絡になってしまいましたこと、お詫び申し上げます。
盛り上げ隊!発足時から継続している「飼育員インタビュー」を今年も実施させていただきました!今年は、アジアゾウ、レッサーパンダ、ライオンの担当の方からたくさんのお話を聞かせていただきました。
大変お忙しいなかインタビューに応じてくださった飼育担当の皆様、ありがとうございました!
インタビュー内容は本サイト(下記リンク先)でまとめて公開していますので、ぜひご覧ください!
→ 飼育員インタビュー
3頭共通で食べているものは馬肉、鶏胸肉、鶏頭で、その他に鶏の肝を週に3回あげています。
あと、アースだけ鶏の丸(内臓を抜いた骨込みの肉)を安佐動物公園でもあげていたので、(こちらでも)あげています。シルクも前の動物園で食べていたのですが、骨が硬かったようで(以前)血便がちょっと出てしまったので、それからあげるのを止めました。
肝は臓器に負担をかけるので、栄養的には必要なのですが、毎日はあげてないです。あと、そんなに好きじゃなさそうです(笑)。
全頭が好きなのは馬肉か鶏胸肉ですね。多分、一番好きなのは馬肉です。時々、鶏胸肉の方を先に食べていますが…鶏の頭はあまりみんな好きじゃないので最後に食べていますね。
新しいライオン舎になってからは一度もあげていないですね。
コロナの関係でイベントがなくなったり、こっちに来て落ち着いてなかったりしたので。コロナが落ち着いたらやりたいですね。
どうやってやろうか考え中です。皆で一緒にやると多分ケンカになってしまう(笑)ので、1頭ずつ分けてやろうかな、と。
ライオン舎ができた当初は足りないところがあったので、手直しで、日よけで放飼場にネットをつけたり、櫓を手作りして日よけと目隠し用に作りました。
隠れる場所がなかったので、ちょっとでも隠れられるように櫓を作りました。
あとは、おもちゃをぶら下げて遊べるようにと、爪とぎができるように丸太も入れてみました。
オトは落ち着いていて、経験豊富なので、おもちゃもぶら下げているんですけど『そんなもんじゃ、私は遊びませんよ』みたいな感じで全然遊んでくれないです(笑)
シルクは好奇心旺盛なので、すぐおもちゃで遊んでくれました。
アースは警戒心が強いので、最初は遊ばなかったんですけど、シルクが遊んでいるのをみて大丈夫なんだなと思ったのか遊ぶようになりました。警戒心が強いけれど慣れてしまえば平気みたいで、何でもできる感じですね。
(シルクとアースの)2頭はオトのこと敬っているというか、ちょっと上だなって思っているような気がします。
2頭をオトと(直接)一緒に出したことはないのですが、オトを大放飼場に出してシルクをサブの柵一枚で繋がっているところに出すと、(アースの時はやらなかったですが)シルクは柵に体をスリスリして仲よくしたいって感じで、オトは『寄るなよ』みたいな感じでした(笑)。
オトが一番上っぽくて、その次はシルクで次がアースですかね、わからないですけど。
アースはシルクに怒られるとすぐイタズラとかちょっかいをかけなくなるので、いい感じの関係になっているのかなって思います。
最初は大放飼場とサブで顔合わせをはじめました。
だいぶ慣れてきたので最初は室内でペアリングをしました。舎の中は部屋が4つあって、放飼場側に出られるように通路があって、全ての部屋の行き来が自由な作りになっています。なので、全ての扉を開けて、何があっても逃げられるようにして、最初は室内でペアリングをしました。
室内で特に問題がなかったので、大放飼場に出し始めました。しばらく距離が縮まらなかったので、どうしようかと考えていたら交尾をはじめて…、そこからへっちゃらになって仲良くなりました。
特にないと思います。
向こうにいた時と変わらずよく寝ています。
よく2頭を見て、楽しんでいるかどうかはわからないですけど、落ち着いて、(新しい放飼場が)自分の場所になっていると思います。
野生動物なので、必要以上に接することはないです。
でも、採血とか予防接種をしたいので、トレーニングとして(直接)餌をあげたりしていますね。ただ、手でベタベタ触ったりはしないです。
鳴らします!
アースは縄張り意識が強いので、男の人には当たり強くて、女の人に優しいです。
女の人には甘えたような声出すときがあります(笑)。
ブラッシングは危ないのでしないです。自分たちで体を舐めています。
爪とぎは丸太でしています。ゆくゆくはトレーニングで(爪切りを)できるようにしたいなと思っています。
実は、(ガイドとかで何でも話してしまっているので)無いんです(笑)。
そうなんです!暖かくなるんです。
昨日から急に寒くなったので、今、説明書を読んでいるところです。近いうちに(ヒーターを)付けようかと思っています。
前の獣舎では、オトとマリンは室内では顔を合わせていたので、(こちらでも)マリンはサブの小さい所に出せるように扉を開けているんですけど、顔を出すようになって、その回数を増えてきました。
あります!ただ、警戒心が強いので慣れるのに時間がかかっていますね。
怯えてはないですけど、収容とか放飼の時は落ち着きが少しなくなって立ち上がって動きますね。
前の獣舎の飼育員と今の飼育員が違うのでまだちょっと警戒していますね。喉鳴らしてくることあるのですが、柵よりこっちに来ないとわかっているので僕が目の前に来ても柵に近づいてきますね。
今のところはないです。帰ってこないのが一番怖いので(笑)
(ここからはSNSに送られてきた質問です。)
アースは4.3kgくらいです。
シルクは3.6kgくらいです。
オトは4.1kgです
肝がある日は+0.5kgです。
体重計がないのでわからないですけど、オトは運ぶときに測って136kgでした。
オトの見た目からするとシルクはちょっと小さいので、推定115~120kgくらいだと思います。
アースはかなり大きいので推定170kg位いっているのかなあ…オトより30kg位重いと思います。
でも大分筋肉が増えてきたと思います。
木を入れていて、かじって遊んでいます。あと丸太で爪とぎしています。
ベッドも木で作っているので、ベッドをかじって自分のベッドも遊び道具になってます。
オトは全然しないですね(笑)落ち着いています。
シルクは遊んでほしいのか、餌をくれる人ってわかっているのでソワソワします。
顔じゃないと思います。飼育員の恰好とか自転車は飼育員ってわかっているので、音で判別したりしていますね。
来ると思います(笑)
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!
インタビュー日:2020年12月17日(木)
今、(放飼場の櫓に)刺している孟宗竹という種類の竹が主食です。他には、メスのリーファにはリンゴとペレット、雄のショウショウにはリンゴ、バナナ、キウイフルーツ、サツマイモ、ニンジン、ペレットをあげています。ショウショウとリーファでメニューが違うのは、元々いた動物園が違っていて、その動物園に倣ってエサを変えています。
好き嫌いは、――基本的に2頭ともリンゴが一番好きです。竹にはだいぶ好みがあるようで、孟宗竹の中でも好む竹と好まない竹があって、それでエサを取ってくるのが大変ですね。
そうなんです!買うのではなくて、職員が取ってきています。同じ孟宗竹でも、好きそうなものを選んで取ってくるのが結構大変ですね(笑)
葉っぱが密なものは好まないですね。なので、葉っぱがある程度まばらに生えていて美味しそうなものを選んでいます。後は、枯れていたりするものはあまり好きではないですね。感覚的なものなので難しいですね。
元々高い木の上などで樹上生活をしている動物なので、展示場(獣舎)でいえば、高いところに休む場所を作ってあげています。
オスのショウショウは割と人に慣れているので、体に触ったりとかブラッシングとかは全然問題なくできます。
メスのリーファはどちらかというと神経質な性格なので、体に触るのも嫌がりますし、人間と適正な距離を置いてという感じです。
そうですね(笑)
野生動物なのでお風呂は入りません。
ブラッシングは、メスのリーファは触ると嫌がるのでできていませんが、オスのショウショウは体に触ることができるので、ブラッシングをしてあげています。
レッサーパンダは個体によって毛の質が違っていて、リーファは(特に手入れをしなくても)元々の毛並みがフサフサですね。
リーファはショウショウほど目立ちませんでしたが、部屋の中などを掃除していると毛が落ちていたので、人知れず毛は生え変わっています(笑)ほとんど見た目にわからないとは思うのですが…。
そうですね!生え変わっていました。
可能な限り時間があれば、手でリンゴをあげるようにしています。雄のショウショウに関しては、ブラッシングなど体に触ることができる子なので、時間があるときには触るようにしています。そうすることで、薬を塗るときや治療するときとかに役立つので、可能な限り触っています。
もし、明日薬を塗らないといけないという状況になったら、…触れないので、ちょっと厳しいですね。
実際に仲がいいかは、一緒に中に入れてみないとわからないですけど、激しく威嚇したりなどはないので、そこまで仲は悪くないのかなぁとは思います。
今後は、もうすぐ繁殖の時期なので、様子を見て一緒に入れていきたいと思っています。時期については決定はしていないので、繁殖の時期はペアリングをしていきたいと思います。
ほぼ必ず一緒にする予定です。
そうですね(笑)
自分は見たことないです。自分が知らないうちにやっているのかもしれないですけど、威嚇をして立ち上がっていることはないです。
ほかの意味合いで立ち上がっていることはあります。
そうですね。あと立って周りを見渡したり。例えば、高いところの竹を食べるときも、立ち上がって手で手繰り寄せて食べたりするので、立つことはしています。
それが、ないんです。事前に質問を見せてもらって考えたんですけど、…ないんですよねぇ(笑)
(ここからはSNSに送られてきた質問です。)
季節によって変動しますが、大体6kg~7kgの間です。
毛を刈ったり全部抜けてしまったとしたら、細いですね。ちなみにリーファよりショウショウのほうが重たいです。ショウショウが最高で6.9Kg、リーファはそこまでいかないです。
あと人間でもそうだと思うんですが、男性のほうが骨格がしっかりしていたりするので、その差もあると思います。
意図的にウインクはしません(笑)
ウインクしているような写真はあるんですけど、たまたま片目をつむった写真だと思います。
朝昼晩問わず、竹はいつでも食べられるようにしてます。朝と昼は少しリンゴをあげて、夜に最初に言ったエサのメニューをあげてます。
人間でいうところの3食という感じではなくて、朝は外に出るんだよということを教えるためにエサをあげています。お昼は、入れ替えをするのとお客さんに食べるところを見てもらえるんでお昼にあげています。
そうですね。メインは夜ご飯で、竹に関しては24時間置いている、という感じです。
エピソードは…難しいですね(笑)
レッサーパンダの最初の担当になりましたので、色々獣舎のつくりとか、こういうの(櫓)を作ったとか、リーファを多摩動物園に迎えに行ったりとか、ショウショウをセントレアまで迎えに行ったりとか、というのがエピソードになるんですかねぇ(笑)
リーファは見ての通り整った顔立ちですね。ショウショウはよく人に慣れているので、リンゴが欲しくて足元に寄ってきて催促したりとか、体も触ることができるので、あとはあまり物怖じしない性格なので、お互いいい性格、魅力的な2頭だと思います。
バックヤードでは、2頭別々の部屋で過ごしています。あとは竹は好きな時に食べられるように設置しています。夕方収容して帰ってしまうので、カメラも寝室には付けてないので、夜のことはちょっとわからないですね…。寝て、お腹がすいたら起きて、竹を食べて、って生活していると思います。
あります!地面では寝ないので、寝室内にも割と高い位置に台(寝床)を設置していますので、リーファもショウショウも高い位置で寝ています。
そうですね。高い台(寝床)で寝ています。
竹は園(のんほいパーク)の近くの地主さんにお願いして、無償で採らせていただいています。軽トラックで行って、のこぎりで切って持ってきてます。
体調チェックは普段の動きとか、エサのどのくらい食べたか、便が正常な形をしているか、等を見て判断しています。
ハズバンダリートレーニングはやり始めてたんですけど、(人員の配置などで)落ち着かない時期があったので、いったんお休みをして、落ち着いたら再開しようかと思ってます。
レッサーパンダは水に入らない、水を怖がったりする動物といわれていたので、仕切りのために作りました。ですので、最初は間の柵は途中までしかなかったのですが、どうやらうちの子は水をあまり怖がらないらしくて、想定外で水に入ってしまうので後から柵を追加しました。
ショウショウは入っちゃうんですよね(笑)
ううん…なんで入っちゃうんですかねぇ(笑)
なんで入っちゃうのか自分も聞いてみたいですね(笑)
ショウショウは豊橋総合動植物公園の所属です。リーファはとべ動物園です。
そうですね。借りています。
そうなることは少ないと思います。
一応、所属はとべ(動物園)ですが、レッサーパンダは頻繁に異動が行われている動物なので、生まれた赤ちゃんの行先については種別調整者の方が判断してくれるので、もし生まれてもその子がどこに行くかは全く未定ですね。
種別調整者の方っていうのは、全国のレッサーパンダの血統の状況とか、この子とこの子なら掛け合わせていいとか、この子とこの子を掛け合わせたほうが、長い目でみてレッサーパンダを残すにあたって、いいっていうのを判断する立場の人です。
ただ言えるのは、リーファとショウショウに関しては、子供を産ませていい血統ということですかね。
今それ(鳥の鳴き声)もそうだし、そこ(レッサーパンダの獣舎の前)も工事しているので、最初よりは音には慣れてきていると思います。
ただ大きな音が鳴ったりすると、たまにびっくりしちゃったりするので、あまり大きいと(中と外を)出入り自由にしています。ここ(獣舎)は中でも外でもお客さんに見てもらえるので、いいんですけど、あまり工事に驚いちゃってると、奥の部屋の扉も開放して、出入り自由にできるようにはしているんですが、最近はだいぶ慣れてきたんで、外に出てもらっている形をとっています。
厳密におやつタイムというものは設けていないんですけど、11時から12時の間に展示場の入れ替えを行っているので、その時にリンゴをあげていますので、その時にリンゴを食べている姿を見ることができます。
担当が複数人いるのでその人によってやり方が違うんですけど、手であげられる人なら、手であげるようにしています。
今はこういうご時世なので…。コロナが蔓延する前は定期的にやっていたんですけど、今のところは少しお休みをしてる形ですかね。厳密にレッサーパンダのガイドはこの日です!と掲示することはないですね。
そうですね!
定期的ではなく、不定期になってしまうんですけど、ガイドするときは掲示して告知してやっていくと思います。
新しく施設ができるにあたって、それは種別調整の方が、繁殖可能でなるべくいい血統の子というので、考えてくれてこの2頭になりました。
そうですね!うちからこの子が欲しい、あの子が欲しいと言ったわけではありません。
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!
インタビュー日:2020年12月15日(火)
普段のエサとしては、3頭ともそれほど変わりはないです。干し草、乾草(イネ科の植物をアメリカで乾燥させたものを輸入)をメインに使用していて、その他でペレットというドッグフードのゾウバージョンのような総合栄養食、ビタミンやカルシウム剤を添加して与えています。
うちの動物園のゾウは特にトレーニングや脚のケアに時間を取ってしっかり取り組んでいて、その際にニンジンやイモなどの好きなものをメインに与えています。
その他には、近くに土地を持っている方の所に生えている竹を切らせて頂いて、1日1・2回おやつ程度にあげています。あと、豊橋の明海という港のほうに市の土地があって、そこにある雑木林から枝を切ってあげたり、夏場だと梅田川の河川敷で生えてくる青草を刈ってあげたりということをしています。
好き嫌いについては、トレーニングであげているエサでいうと、ダーナはニンジンが1番好きでチャメリーとアーシャーはイモが好きです。ダーナにイモをあげてもあまり反応は良くなくて、ニンジンが1番食いつきが良いです(笑)。
見ていて面白いのだと、葉っぱ付きの枝をあげた時に、アーシャーとダーナは葉っぱが好きでよく食べるんですけど、チャメリーは葉っぱが好きではないようで、葉っぱをギュッとしごいてバラバラと落としてしまって裸の枝を好んで食べていますね。
掃除をしっかりしています。
うちのゾウ舎が国内では比較的珍しくかなり大きな敷地を取っていて、(放飼場に)砂を入れているんですけど、ゾウがずっと歩いていると地面が転圧されてしまうんです。砂でもふかふかの地面のほうがゾウの脚にもすごく良いのですが、それがもう固くなってきてしまっているので、このお正月にできれば少し耕しなおして、ふかふかにさせたいというのは考えています。
あと、夏場は(ゾウ達は)毎日プールに入ってクールダウンしていますが、週一で必ず月曜日の休園日に水を全部抜き、中を全部掃除して、また水を溜めて、というのをやっていました。砂が流れてプールに入ってしまうのでその砂は全部上げて、ということを熱中症になりかけながらやっていました(笑)。
綺麗なプールを保っていたら、今年は多いと1日3回とかプールに入っていましたね。
今年、チャメリーが29歳でアーシャーが44歳です。日中、チャメリーとアーシャーが一緒に過ごしていて、ヘリが上空を通ったり重機が急に前の道路を通ったりした時に、チャメリーがちょっとパニックになって「パァーー」って大きな声でアーシャーを呼ぶんです。ゾウの鳴き声って言われるとパオーンって頭で思い浮かべると思うんですけど、実際はそんなに聞いたことが無いですよね。結構この2頭で呼び合ったりして声が聞こえるので、もしチャンスがあれば聞けるかなと思います。
そんな風にチャメリーは普段お姉ちゃんに頼りにいくことが多いんですが、チャメリーは若い分食欲が旺盛で、アーシャーのエサを取ったりします。アーシャーがおすそ分け程度に(チャメリーに取られた)エサを取ろうとすると、(チャメリーがアーシャーの)鼻を前肢で蹴ったりとかするんですけど、それでもアーシャーは怒らなくて、姉御肌というか面倒見が良くて、言い方が悪いかもしれないですけどチャメリーがうまくアーシャーを使っているような感じです(笑)。2頭はとても仲が良いので、それはよかったなという点ではあります。
ダーナは男っぽい人があまり好きではないです。体格の良い男の人がダーナに「ようっ!」ってやったりすると、怒って鼻を振ったりだとかしますね。逆に、女の人にはそんなに強くやったりはしない感じはあるので、トレーニングをする際はそのあたりを気を付けています。
アーシャーの場合は、とりあえず最初の1か月くらいは様子を見て、1か月くらい経ってこっち(飼育員さん)が気を抜いたときに柵越しにアタックとか鼻をシュッと出してみたりして、その人が思い切りビビったりするとアーシャーがそこで「ああ、私より下だわ」と見切っている印象がありますね(笑)。
逆にダーナはファーストインプレッションが強くて、最初の導入部分でダーナに気に入られないと慣れるのに何年もかかったりだとか、その人にばっかり鼻で攻撃をしてくるだとかがあるので、そこらへんがちょっと違って面白いかなと思います。
元々ダーナとアーシャーでペアリングはしていましたが、今後はおそらく無いかなと…。
いつもダーナが出ているところが第3放飼場、真ん中に区切りがある小さなプールがついている放飼場を第2放飼場と呼んでいるのですが、第2放飼場でチャメリーとダーナがペアリングしていて、向こうの柵越しで交尾が始まったりすると、やきもちというか…アーシャーがその柵越しに寄って来てお尻を向けて、というのはありますね。
たぶん、アーシャーとしては、ダーナにかまって欲しいけどっていうのがあるのかもしれない。言葉が難しいですね(笑)。
アーシャーは確かにダーナのことがすごく好きで、柵越しで排尿したりだとかします。動物だと尿がアピールになるんです。やきもちは焼いているのかもしれないです。ただ、そばにチャメリーがいてくれれば、アーシャーはダーナのことは見向きもしないですね。
多いと2回~3回、夏場は水をかけています。
ついこの間までダーナがホルモンの関係でマスト期という興奮期にあって、その間は外の気温が5度であろうと水を浴びて、体から湯気が出るくらいカッカしているみたいです。なので、夏場とかマスト期とかはだいたい多いと2、3回ぐらいで、1回で本当に長いと40分くらいずっと水を浴びていて、ここでクールダウンはできています。
アーシャー、チャメリーはだいたい多いと3回ぐらいプールに入るので、同じくらいのクールダウンはできているのかなと思います。ダーナについては、(望む)タイミングで水をかけれているのかがちょっと気になります。トレーニングの時間が決まっているので。
工事が完了してダーナの放飼場ができればダーナもプールに降りられるようになるので、もしかすると来年の夏はダーナがプールに入っている姿を見られるかもしれないですね。
最初は食事に降りて来たタイミングでカランカラン鳴らしていました。2頭が見て、人が枝などを持っていれば「何かもらえる!」とサーっと寄ってくるので、そのタイミングでカランカランと。それを10回もやらないうちに覚えてしまいました。なので、2頭ほぼ同時に覚えたといえますね。1頭が「エサっぽい。」と思って行けばもう1頭もついていくっていう感じでした。
足はチャメリーのほうが速いので、いつもアーシャーが追い抜かれて、来るような感じですね(笑)。
トレーニングでもそうなんですけど、こちらが先に何かをしてあげてそれに対してご褒美をあげるということをします。足を上げさせるっていうのも、人間だったら「右足上げて」って言ったら上げますが、言葉が通じない中でどうするのっていうと…。最初に竹の棒で足にタッチしてあげて、その瞬間に笛を吹き、そしてエサをあげる。これを繰り返していって、何回かやった後に竹の棒を離しておいてやるとエサが欲しくて足を上げるので、その瞬間に笛を吹いてエサあげて…ということを繰り返していくうちにどんどん高く上げていくようになるので、そのようなやり方をしています。
1日2回あげている竹と枝のエサやりと、1日2回ずつのトレーニング(足洗いとか)をしている時間が一応コミュニケーションの時間かなと思います。
あとは、前を通るときは声をかけたりしています。わざわざゾウたちに近づいて撫でたりはしないです。のんほいパークのゾウは準間接飼育です。ライオンやトラは基本的に中に入らないから間接飼育、ウサギやペンギンは同じエリアに入るので直接飼育になります。準間接飼育というのは、全く触らないというわけではないですが、同じエリアには入らないという飼育方法です。
なので、トレーニングの時間が一番コミュニケーションの取れる時間かなと思います。
今日のように(工事の関係で)ダーナを外に出せないと、狭い部屋の中で糞をしてそれを踏んづけて脚が汚れてしまったり、そういう影響はあります。ただ、極端にエサ食いが落ちてしまったり、便の状態がすごく悪くなったというようなことは今のところありません。全くストレスを感じていないということは無いと思いますが、明らかに体に不調をきたすということは無い感じです。
ゾウ舎の工事がいつ頃に終わるのかという話は・・・管理職の方を呼んでもらって…(笑)。
とりあえず、ダーナのところは今年度中に完成です。リニューアルは平成32年度という話でした。
今のところ話は出ていないです。要望があれは、イベントとして検討したりするかもしれないですけど、それが絶対石拾いかっていうと…。あと、内覧会もどれくらいの規模でやるかは今の状況(コロナ)で考えると…うーんっていう感じですね(笑)。
チャメリーを横浜から預かっている状態ですが、月に1回(コロナの時期は半年くらい来れていなかった)所有しているズーラシアのゾウ班の方と、チャメリーがその前にいた金沢動物園の方が来て、足の状態などを見てもらっています。
ガイドでも言っていない話はこれぐらいですかね(笑)。
今月も、ズーラシアの方2名と金沢動物園の方2名が来ます。その時に、経過報告をしたりして1時間ほどミーティングします。所有としては横浜の動物園のゾウなので、うち(のんほいパーク)がチャメリーに試してみたいなと急に始めて、向こう(横浜の動物園)が把握していないと良くないので、そういったことの擦り合わせを月イチで行っています。
そうです!
横浜の方の前で言いづらいんですけど(コロナの関係で)半年くらい空いてしまったんですよね。横浜では直接ゾウ舎の中に入って飼育していたので、こちら(のんほいパーク)に来た時には、もちろん上の許可も取って向こうの飼育員さんが中に入ったんですけど、その時にチャメリーが驚いたような感じがありました。忘れてしまったわけではないんですけど、なんか雰囲気が違うなっていうのが見受けられましたね。
アーシャーをずっと担当していた上野の方、もう定年された方なんですけど、マーラが生まれた時に豊橋に来たんですよ。今はだいぶ柔らかくなったアーシャーですが、まだちょっと(さっき言ったように)見切った人に対して強めに出ていた頃で。ただ、その30年以上アーシャーを見てきた方が来たとき、最初アーシャが「ん?」ってなっていたんですけど、10秒くらいしたら「はっ!!」っとした顔をして、気づいた様子がわかりました。自分は見たことないトロンとした目をしていましたね(笑)。
(ここからはSNS経由で寄せられた質問です)
なにをもって順調と言うのかは難しいですね。順調だともう横浜に帰ってしまっていると思います(笑)。
ただチャメリーが金沢にいたときは、向こうの雄ゾウは受け入れなくて、乗せもしなかった(交尾態勢にもさせなかった)んですけど、ダーナはしっかりと乗ってて、その点では順調なのかなぁって思います。
ペアリングをすると何かあった時に対応しないといけないので、24時間監視です。(ペアリングしている)第2放飼場の前に車を停めて夜中も見ています。いつもは長くても3日か4日で部屋に帰るんですけど、この間はめちゃくちゃ長くなって8日間か9日間(第2放飼場に)出っぱなしでした。交尾回数も過去最高だったのかな?
ペアリングが終わった後に何かチャメリーが違う行動をすると、飼育員同士で「妊娠?」って話になってます(笑)。仲はすごく良くてペアリング自体は順調で、あと種がつけば…って感じです。つい数日前から(輸送箱の)箱入れのトレーニングもしています。
生まれる前に返しますね、はい。妊娠期間が22か月ととても長いです。
さきほどの説明の通りですが、決まっている(発表している)のが、そこ(現在工事中のダーナの放飼場裏)で、そこからは何にも聞いていなくて、今はわからない状態です。
3頭とも横になって寝ます。
好きな寝る場所は、チャメリーだとだいたいここら辺(部屋の隅っこ)です。アーシャーが隣の部屋にいて、アーシャーを感じ取れるからかもしれないですし、冬はここから暖房が出るので暖かいのもあるのかなと思います。
後は、寝返りと一緒でだいたい右と左で交互に、例えば右で40,50分寝たら1回起き上がって、ちょっとしたらまた左になってという感じで交互に寝るのが多いです。基本的にゾウは3,4時間くらいしか寝ません。やっぱり野生動物なので寝る時間が短いです。アーシャーだけ、長いときには7時間寝ます。
部屋にカメラがついていて、毎日ビデオチェックで夜間の行動の観察もしています。アーシャーは7時過ぎとかでもまだ寝ているとか、夏場で外が明るくなってから7時過ぎになってからもう1回寝るとかありますね。アーシャーはすごく寝る(笑)。
断面でいうと、プールがあって、段差があって、一番底があって、その反対が大沢池で壁になっているので、それを超えられることはないと思います。アーシャーが前肢をつけて前のめりになることはありますが、人間と違ってそこから乗り出す力がないので、よっぽど大丈夫です。
いい意味で早く帰ってほしいですね。そこは神のみぞ知るってなるんですけど(笑)
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!
インタビュー日:2020年12月15日(火)
今年ものんほいパーク盛り上げ隊!(三輪・山口プロジェクト)が主催させていただいた『撮っておき!のんほいフォトアワード2020』(第5回目)は、9月末をもって募集を締め切りました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
フォトアワード2020受賞作品(および賞品)については、特設サイトにて発表しています。ぜひご覧ください!
また機会がありましたら、ご応募いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。
#のんほいパーク #ナイトZOO 2020に行ってきました!撮影してきた動画をダイジェストでお届けします!
当日は中央門から入場し、実際の園内を回った順に動画を繋いでみました。みどころたくさん、グルメたくさんで、もっと時間が欲しかったです!多くの魅力が詰まったナイトZOO、9月は土、日、祝に開催します。まだ遊びに来られていない方はぜひお越しください!
この動画では、9月5日(土)のナイトZOOの様子をダイジェストでご紹介します。ぜひ実際にナイトZOOにご来場いただき、楽しんでほしいです!
※前売券(購入翌日から使用可)の購入がお得です。セブンイレブンやのんほいパーク各入場門でお買い求めいただけます。詳しくは、ナイトZOOホームページをご確認ください。
7月2日に生まれた #パタスザル(#PatasMonkey)の赤ちゃんです!生後2ヶ月の様子です。
生まれて間もない頃はお母さんにべったりくっついてぶら下がっていた赤ちゃんですが、お母さんから離れて元気に走り回っていました!速い!!さすが世界最速のおサルさんです。
走り回ったあとは、おばあちゃんにぶつかっていって甘えていたのでした!
0:00 元気に動きまわる赤ちゃん
1:10 草が気に入ったみたい
1:29 ジャンプ!!
1:59 遊んでくれるおばあちゃんが大好きなんだよね〜
※パタスザルの赤ちゃんの名前投票は9月8日(火)~22日(火)の期間、各門とパタスザル展示場にて行われます。音楽にちなんだ下の5つの候補からふさわしいと思う名前を選んで投票してください!(詳しくは公式情報をご覧ください)
①シャープ ②ワルツ ③ポップ ④マーチ ⑤シャンテ