砂漠の方に住んでる動物たちなので、なるべく近づけるように、床材としてを砂を敷いてあげてます。この砂自体も定期的に入れ替えてあげてます。
また、たまにフィーダーという竹に穴を少し開けてその中に好きなものいれて転がしてあげると、コロコロ転がして遊んだり、遊びながら餌を食べれるというようにしていますね。
川砂です。購入していますね。
フェネックは穴掘りをする動物なので、その穴掘りしている姿から野性を感じますね。
他には、普段はエサ皿にミルワームを入れてあげるんですけど、ばら撒いてあげることで、探させる行動をさせている時に、音を聞いて耳を傾げていたりというようなところ等に野生動物本来の動きを見れますね。
ミルワームもあげてますし、鶏むね肉、馬肉のミンチ、鶏頭の水煮、リンゴ、煮たサツマイモ、煮たニンジン、小松菜、キャットフード、コオロギですね。
キツネとかのイヌ科の動物で、イヌ科自体雑食の動物なので、煮たニンジンとか小松菜とかも残さずにほぼほぼ食べますね。
コオロギか鶏頭の水煮あたりは嗜好性は高いかなとは思います。馬肉はその次くらいかな。
キャットフードの方が、(ドッグフードより)タウリンなど栄養価が高くなっていたりするので。嗜好性の面でもドックフードよりも高いかもしれないです。
フェネック自体、結構鳴いてますね。「ワンワン」と鳴くこともありますが、表現しづらい鳴き声のときもあります。
「キャキャキャキャーン」みたいな感じですかね。(笑)
朝イチとか、明るい時間帯は鳴かないですね。
餌をあげるタイミングで、待ってるときに鳴いたりします。
フェネックたちは餌の時間(10時すぎとか)がわかっているので、扉の前でスタンバってガガガガってやってるときに鳴いてます。
尻尾を振るということは無いですかね。
警戒のときにシュンッて丸めているときはあります。
犬だったら撫でてあげたら喜んで尻尾を振るなどしますが、そもそもそういったことをしていないので喜んで(尻尾を振って)いる姿なども見ないですね。
展示開始…練習の時は、やっぱり警戒はしていましたね。
ただ、ガラス1枚あるということが彼らにはわかっているので、基本的にはもう警戒はしていなくて、手前のところで走り回ったりしていますね。
どちらかというと、アミが結構警戒心強くて、人が入ってくると巣箱の下にシュンッって入ってたりだとか、逃げはしないけど若干警戒して、奥の擬岩の上に上がっているときに縮こまって(ネコが威嚇するような背中を丸めて)、こっちをジーーーーッと見つめてくることはあります。
捕獲するときとかは警戒しますね。本当は体重測ったりしてみたいんですけど…。
認識はできてるとは思います。特に、何かしてくるということはないので警戒はしてない感じではあります。向こう(ガラスの内側)からはこちらが見えているので。
肉体的には力仕事などで大変だなと感じますが、好きでなった仕事なので辛い、大変だと思うことはありませんね。
やりがい自体は…フェネックとかは、ここ数年繁殖が上手くいっていないので、成功させるために餌を変えたりだとか、ブリーダーやフェネックの繁殖が上手くいっている方に話を聞いたりとか、フィーダーとかで動物の野生本来の動きをさせたりとか、ということについて「いかにさせるか」を考えることにやりがいを感じますね。
(次はSNSに送られてきた質問です。)
繁殖が上手くいっていたときと比べて、特に餌を変えたりとかはしていないですね。成功させるために試行錯誤はしてます。
(追加で質問しました。)
指定して入れているわけではないので、人によって気が向いたときや余裕あるときに入れていますね。
このくらいの太さ(ピンポン玉くらい)の竹に穴開けてミルワームを入れるだけなので、そんなに太いのものではないです。
竹を節ごとに切れば横に穴が開かないので、転がさないと側面の穴からミルワームが出てこないようにしています。
ミーアキャットとかは、常時ぶら下げています。
一応は見えてはいるはずです。
ツチブタのところを掃除していると結構目が合うので、見てはいると思うんですけど。それなりに年数が経っているので見慣れていると思います。
「隣にいるな」というのは感じていると思います。隣同士ぐらいだったら鳴き声自体も聞こえているとは思います。
ツチブタが一番楽で、一番時間がかかるのはコウモリですね。
餌を作ったりという点で、コウモリが一番頭数が多いので。歯石などのことを考えると餌は大きめの方がいいんですが、全員に行き渡らせるために細かく切るので時間がかかります。あと、コウモリは空腹の時間があるとまずいので、午後にバナナを追加したりなどもそのためです。
サーバルは楽ですね。ストックで肉を準備しておけばいいので。
フェネックも(餌の)種類が多いので時間がかかりますが、やっぱりコウモリですね。
お忙しいなかたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました!
インタビュー日:2023年1月17日(火)
動物データベース:
フェネック