チンパンジー

Q:
チンパンジーたちはどう見分けていますか?
A:
大きさが年齢や性別で変わるのでそれで見分けています。それと好きな位置も大体決まっています。

Q:
全部で7頭の写真がありますが(運動場に出ているのは4匹)
A:
のんほいでは現在5頭のチンパンジーを飼育しています。その中で、ガイ君は(血縁なので)交配させないように、室内管理しています。紫外線ライトを当てたりして、健康には気を付けています。

2013年8月サマーイベント2

Q:
エサはどんな感じですか?
A:
メニューは人間みたいな感じで時間帯によって変更しています。朝食にはリンゴや牛乳を、夕食には野菜やフルーツをあげています。

Q:
他の動物とは少しちがうんですね。
A:
そうですね。知能が高いので。乳酸飲料なんかも手渡しであげたりします。

Q:
知能が高いといえば、類人猿は飼育員さんを「選ぶ」と聞きますけど、どうですか?
A:
確かに、慣れるまでは、全く言うことを聞いてくれませんでした。舎から運動場へ出すときも、通路を開放しても全く移動してくれなくて困りました。2~3か月くらい、かかりました。今は慣れてくれましたね。

Q:
仲間意識や集団意識はあるのでしょいうか?
A:
オスのチンタはボスなので、仲間を守ろうとする行動をとっているのをよく見かけます。チンタはお客様に時々石を投げてしまうんですが、これはメスを守ろうとする意識からの行動です。大きな音がしたりすると、特に警戒するので。
 また、雨の日にはメスたちは岩の下で雨宿りをしていることが多いのですが、チンタは雨でも高いところにいることが多いです。群れの安全のために、周囲を見張っているんだと思います。

チンタは1972年生まれで、のんほいパークの中でも重鎮(?)。長い間群れを守り続けている“頼りになる大ボス”です。チンタの石投げをずーっと「怖いな」と思っていましたが、群れを守っているという理由を知って、怖さが薄らいだ気がします。長生きしてね。
お忙しいところ、ありがとうございました。


インタビュー日:平成26年11月27日(木)